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「実務がわかる!NPO法人スタッフ養成講座」全3回終了しました

2016年10月11日・18日・25日  午後6時30分 ~ 9時
参加者:第1回目:13名、第2回目:9名、第3回目:10名
講師:笹子まさえさん 
    かわさきNPO法人連絡会 副代表、認定NPO法人アクト川崎 事務局長
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【NPO法人スタッフ養成講座】は、現在NPO法人の事務スタッフとして活動している方はもちろん、これからスタッフになりたい、応援したい方を対象に、NPOの事務作業に必要な情報を網羅的・実務的に提供しながら、新たに活動に参加する市民(人材)の発掘を促進するために、昨年度から実施している講座です。
今年度は、第1回目は「NPO法人の事務の全体像」、第2回目は「日々の実務」、第3回目は「事業年度が終了したとき」をテーマに全3回で実施しました。
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第1回目は


「NPO法人の事務の全体像」というテーマで実施し、NPO法人全般の説明から始まり、NPO法人事務スタッフの役割を年間スケジュール表を使って具体的に見ていきました。
定款に記載する内容や議事録作成にあたっての注意事項等については、講師の笹子さんが事務局長を務める認定NPO法人アクト川崎さんの実際の定款や議事録を参考資料として説明していただいたこともあり、参加者の方からは「具体的にイメージできました」という感想が寄せられました。
第2回目は「日々の実務」。単式簿記と複式簿記の基本的な説明のなかで、なぜ複式簿記が必要か。実際の事例を用いて複式簿記の基礎を学びました。また、入金・出金があったとき、講師へ謝金、報酬を支払うときなどの日々のお金の動き、管理の仕方、日々の会計実務で気をつけることなどについて学びました。参加者からは「日々の業務の流れが、より具体的にイメージできた」「複式簿記や会計について理解できたと思います」などという感想が寄せられました。
最終回となる第3回目では、「事業年度が終了したとき」。決算書類を作成する手順を一つ一つ参考資料をもとに見ていきました。精算表から、活動計算書、貸借対照表を作成。共通経費の按分。「事業費」と「管理費」、「人件費」と「その他経費」の整理、また注記の作成、貸借対照表から財産目録作成。
全体のまとめとして、講師の笹子さんからは、NPO法人は税制面などで優遇されているので、やるべきことはきちんと誠意を持って努力しましょうというお話がありました。
また、年度末の監事による会計監査は必須ですが、年度途中でもできる限り第三者による「実査」も行いましょうというアドバイスもありました。
参加者からは「具体的な数字を使って説明していただきわかりやすかったです」「各表の作り方、共通経費の按分の仕方がよくわかりました」という感想が寄せられました。
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「先輩スタッフ直伝!」ということで、認定NPO法人アクト川崎の事務局長を務める笹子まさえさんに講師をお願いして実施しました。NPO法人の事務スタッフとして必要な実務の紹介と基本的なやり方に加えて、ご自身の実務経験の中で困ったことや工夫していることなどを具体的にお話していただけたので非常に実践的な内容であったと感じました。今現在NPO法人のスタッフとして事務作業をされている方、また、なんらかの形で今後NPO法人に関わることをお考えの方についても、今回の講座で学習したことを大いに生かしていただきたいと思います。
                                 市民活動推進課 金田浩司

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