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【報告】驚くほど人が集まる!イベントの企画・運営

講師の顔写真
開催日時:2016年10月22日(土)午後1時半~4時半開催
参加者:17名
講師:NPO法人 CRファクトリー 呉 哲煥(ご てつあき)さん

<講師紹介>

1974年生まれ。静岡大学人文学部社会学科卒業。
株式会社サマデイ入社後、2001年に独立・起業し、コミュニティ運営・支援事業を開始する。2005年にNPO法人CRファクトリーを設立し、現在代表理事。
「すべての人が居場所と仲間を持って心豊かに生きる社会」の実現を使命に、NPO・市民活動・サークル向けのマネジメント支援サービスを多数提供。セミナー・イベントの参加者は5,000名を超え、毎年約100団体の個別運営相談にのっている。
コミュニティ塾主宰。コミュニティキャピタル研究会共同代表。血縁・地縁・社縁などコミュニティとつながりが希薄化した現代日本社会に対して、新しいコミュニティのあり方を研究し、挑戦を続けている。


「イベントの企画・運営」をテーマにした第6回目のセミナーは、NPO法人CRファクトリー 代表理事の呉 哲煥さんを講師に迎えました。
イベントが重要な理由としては、①サービス・価値提供②ブランディング③ネットワーク④組織内求心力が挙げられます。①はリアルな体験を通して学びや変化の質が高く、②はイベントを通じて一度で多くの人に団体や活動の認知を図ることができ、③はイベントで多くの出会いや人脈が生まれ、④は。イベントに向けて団体内が一致団結してまとまり、スタッフの育成・成長の機会になる、という点にあります。すなわち、イベントは「参加者も運営者も楽しめるイベント」作りがポイントです。
講座カリキュラムは、【イベント運営の全体像の7つのSTEP】として、

  • ①チームビルディング
  • ②企画設計
  • ③告知リリースまでの準備
  • ④集客
  • ⑤開催当日までの準備
  • ⑥当日運営
  • ⑦イベント終了後

という段階があり、ステップごとの説明がされました。イベント集客を成功させるためは、魅力的な集客のための道具が必要です。それは「告知文章」「ウエブサイト」「チラシ」の三種の神器です。とくに「告知文章」は最重要なので、メンバーみんなで知恵を出し合って良いものにすることが大切です。
しかし、それでも最後にイベント開催の勝敗を決めるのは「強い気持ち」と「粘り強さ」が重要であるとのお話がありました。
プロジェクタで映し出しながら説明する講師の写真
また、このセミナーでは4~5人のグループになって行なうグループワークの時間が多くとられました。
最初にそれぞれの自己紹介から始まり、「イベント開催はどのような効果をもたらすでしょうか」「イベントを企画設計する―イベント主催するとしたらやってみたいこと」「嫌なイベント・素敵なイベント」などのテーマについて、最初は個人で考え、その後グループでお互いに意見交換をしながら共有をして頂きました。特に「嫌なイベント・素敵なイベント」では、主催者側も色々考えさせられ参考になる意見が活発に交換されました。
さらにイベント開催にあたり必要な一覧表のチェックリストが紹介されました。イベントチェックリストは、「告知リリースまで」「開催当日までの準備」「準備物」の3種類があり、イベントの規模や団体に応じて必要な事柄をリスト化し、メンバーで共有してまめに確認することも大切です。
グループワークの様子の写真 4人が机を囲んで話しています
そして、良い関係が良い成果につながっていくので、日頃から「目的・方向性」「メンバーの気持ち」などについて、まめに対話することも重要であるというお話がありました。
最後に、団体がイベントを開催することの意義として、

  • ①事前の告知で団体や活動の認知向上を図れる
  • ②イベント当日に参加者の方に価値を提供しつつ、認知向上を図れる
  • ③イベント終了後にSNSのページやメールなどで、イベントの報告とお礼することで、団体の認知向上が図れる

という3つのおいしいポイントがあります。
そして同時に、イベントを開催することで、同じ目標に向かって団体内が団結するという意義もあります。
会場全体の様子の写真 15名ほどが着席しています

アンケートから

「改めて、イベントの価値→満足→口コミの大切さを認識しました」
「イベント、大切だと思います!長く続けているとルーティーンになることも!色々と発見(反省)がありました!」
「段の自分の活動や判断が感覚にたよっている部分が多く、活動を計画的に整理するきっかけになりました。これからの活動に活かせるように復習しようと思います」
「赤裸々な事例も交えて、すぐにTRYできる内容ばかりでした」
「ていねいに、やはりwebに頼るのではなく、人との関係を大切にフォローしていくことが大切だと思いました。参加者のみなさんともいろいろ意見交換ができて楽しかったし、アイデアも生まれました」
「普段の自分の活動や判断が感覚にたよっている部分が多く、活動を計画的に整理するきっかけになりました。これからの活動に活かせるように復習しようと思います」

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