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飛森谷戸の自然を守る会~蛍舞う里山保全に一役

作業の様子の写真
「自分たちが遊んでいたころの里山を取り戻し たい」という地域の人たちの思いから、同会は  宮前区初山にある谷戸を拠点に8年前発足した。
現在の会員は50人余。月一度の活動日 には、谷戸の周辺を整備している=写真=。
長靴を履き水底のガラスの破片を拾う人、雑草を 刈る人、ゴミを拾う人などさまざま。「汚れていた 昔とと比べると、きれいになったのでとても うれしい」と会員のIさん。
淀みのなくなった農業水路にカワニナ(貝) が住みつき、そのカワニナを餌とする蛍が飛ぶ ようになった。5月には蛍の飛び交う時期に合 わせて、コカリナによるコンサートを開いた。
「人間は自然から恵みをもらっている。心を 癒してくれる里山に触れ、自然の素晴らしさを 知って欲しい」と会長の矢沢茂さん。
この夏には、雑木林を利用してツリーハウス を作る予定もある。楽しむことが、長続きさせる 秘訣と言えそうだ。
(2004年7月24日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者 池田良子)

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