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かわさきチャイルドライン~ただ聞くことの大切さ

電話相談の様子
「かわさきチャイルドライン」(岡崎チズル代表)は、18歳までの子供が、うれしかったことや悲しかったこと、悩みなどを自由に話ができる電話だ。現在、ボランティア養成講座を受講した受け手としてのボランティア9人が活動している。
受け手のボランティアは、子供の声を聞くことに徹する。問題解決のための電話相談でない。子供自身に解決する力があると信じて助言や指導はしない。=写真。
ここに電話をするのを楽しみにしている子供たちがいる。「今日、テストで100点取ったよ」と報告したり、なぞなぞを出してきたり。 そういった何げないやりとりは、子供たちとの信頼関係を築くために大事だと、岡崎さんは考える。
時として、子供はボランティアに怒りや苦しみの感情をぶつけてくることもある。そのような電話にも、岡崎さんは「他の人に言えないことをここで言っているのかも。その気持ちを受け止めて、安心して話せる場にしたい」と語る。
(2004年10月 2日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者 志田麻衣子)

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