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おとなの寺子屋~まず親世代が学んで

プロジェクターで投影した資料を使い講義をする男性の写真

川崎市高津区の大山街道沿いに平原憲道さん(47)、ちひろさん(46)夫妻の住居がある。玄関から続く居間を会場に「おとなの寺子屋」が開催されている。

代表の平原憲道さん(=写真右奥)は、「AI(人工知能)時代を生きる子ども世代に新しい『知』を教えるためには、まず親世代が今の急激な時代の変化を捉え、自ら先見の明を養う必要がある」と話す。

同寺子屋の活動は、設立した2017年5月の初回からすでに12回を数える。講義のテーマは教育、仏教の瞑想(めいそう)が由来のマインドフルネスなど、慶應義塾大学医学部助教でもある憲道さんの研究分野が中心で、自ら講師を務めることも多い。

おとなの寺子屋には「大人になっていく子どものための寺子屋」という思いも込められており、17年9月からは小学生が対象の「なるには」講座も始めた。

今ある職業のうち、半分以上が無くなるかもしれない時代に生きる子どもたちに向けたキャリア教育である。これまでに医師、建築士と国家公務員が登壇し、従事する職業に就くための方法や仕事の魅力を講義した。 

次回は2月16日に「看護師に『なるには』講座」と「マインドフルネス講座~日常生活でいかすには」の2部構成で開催。問い合わせは、同団体に電子メール(terakoya@oyabun.netで。

(2019年1月12日 神奈川新聞掲載 市民記者・山田和彦)

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