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NPO法人ザ・事務方~実戦経験で悩み解決

チラシを持ち笑顔を浮かべる団体メンバーの写真

NPO法人「ザ・事務方」は、NPO法人の事務作業の負担を軽減することで団体を支えようと、2017年1月に設立された。川崎市高津区に事務所を構え、他の団体でも活動している実務経験豊富な15人の会員で運営している。

代表の笹子まさえさん(=写真右)は、NPO法人の連絡会や勉強会で共通の悩みがあることに気付かされたという。悩みの多くは、団体を運営していくための煩雑な事務作業にある。大量印刷、書類作成、パソコン入力や会計処理といったさまざまな細かい作業があるにも関わらず、人手が足りていない団体が多いのが現状だ。

相談してくる団体の中には何を依頼したらよいのかが整理できていないこともあり、昨年10月に事務作業を見直すための勉強会も行った。現在は依頼があった団体の会計を支援しているほか、常時事務整理の相談を受けている。「支援した団体からうまくできました。これで先に進めますとの報告が何よりうれしい」と笹子さんは話す。

同団体はボランティアのサポーターも募集しており、簡易な事務処理の応援体制も整えている。木村ますみさん(=同左)は「人のためにしていることが自分たちの勉強にもなっている。これからもサポーターと一緒に活動していきたい」と語る。問い合せは同団体ホームページ(「NPO法人ザ・事務方」で検索)。

(2019年3月9日 神奈川新聞掲載 市民記者・原達也)

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