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白山1丁目・ちょっと支援隊~特技生かし支え合う

6~7人の男性が机を囲み和やかに話し合っている様子

「新ゆりグリーンタウン」は、川崎市麻生区白山に1989年に完成した6街区2400戸の大規模高層マンション街だ。同1丁目の「さつき街区」は最も早い81年に完成し、現在400世帯。高齢化率は50%を超える。

子どもの数が減り、2000年には一部で自治会がなくなった。東日本大震災の後、13年に有志6人が集まり、団地のコミュニティーを活性化する目的で「白山1丁目・ちょっと支援隊」をスタートさせた。

16年に麻生区市民提案型事業に選ばれる。「超高齢団地の“支え合い”立ち上げ事業」として講演会や視察などを重ね、ごみ出し、電球交換などちょっとした困りごとを街区内の「住民ボランティア」が30分100円で担う活動にたどり着いた。現在ボランティアには37人が登録。浴室の電球交換の依頼者は「近くに住む娘をこれだけで呼ぶには躊躇(ちゅうちょ)していた」と明かす。

毎月、集会所で住民交流を目的に「さつき会・お話し会」も開く。5月は「表示/表現にだまされるな」をテーマに隊員の一人が現役時代の知識を基に食品表示の真意などを解説し「缶詰の偽装表示事件、あったあった!」と懐かしむ(=写真)。

代表の牧田成雄さん(75)は「地域は人材の宝庫です。活動を紹介する『ちょっと支援隊ボランティア通信』を今年は全戸に配布し、新たなつながりに期待します」と話した。

(2019年6月8日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)