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しんゆり親の会 Our Place~子育ての悩みを共有

「しんゆり親の会 Our Place」は「いくつになっても子は宝物」をモットーに月1回、麻生市民館(川崎市麻生区)などで子育てについての情報共有の場を設けている。

同会は2018年1月に設立。代表の鈴木裕子さん(57)(=写真右奥)は、自らも子どもの不登校を経験し、神戸大学臨床教育学名誉教授・広木克行氏の「子育て講座」を受講。温かく分かりやすい同氏の話を継続して聴きたいと、同じ思いをもつ母親たちと会を立ち上げた。

活動は親のみで集まる会と、広木氏による相談会(3、4ヶ月に1度)を実施。親が集まる会では、毎回少人数で、悩みや不安を共有し経験者のアドバイスに耳を傾ける。子どもと会話ができるようになった話や「息子がアルバイトを始めた」などの報告に場が和む。

両方に参加した母親は、「最初はどうしたらいいのか悩んだ。先生の助言を振り返り『子どもとの向き合い方はこれでいいのか』『こんな言い方をしてしまった』など、失敗も素直に話せるようになり、気持ちが前向きになった」と話す。

「子どもが不登校やひきこもりで一人悩んでいる親御さんがいらしたら、一緒に考え、寄り添っていきたい」と鈴木さん。10月8日(火)に麻生市民館で広木氏の講演会を開催する。

連絡は、鈴木さんにメール(tsuneokkokyo-s@slp.nir.jp)で。

(2019年9月28日 神奈川新聞掲載 市民記者・安達朝子)

 

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