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ふれあい食堂 手作り弁当で元気に

「ふれあい食堂」は、川崎市中原区の向河原コミュニティールームで活動する子ども食堂だ。

代表の常田美帆さん(38)=写真左=の、「孤食状態の子どもが、食事だけではなく、話したり遊んだりできる心温まる場所を提供したい」という思いに賛同した3人の仲間と、2018年2月に開始した。

月1回の開催日に参加する子どもは20人前後。宿題やゲームをしてから、夕食の主菜副菜にスープや果物を受け取り、一緒に配膳の手伝いをして囲む食卓は、心温まる食堂の風景だった。

昨年3月、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、食堂を中止せざるを得なくなったが、常田さんは「この場所でお弁当を手渡し、子ども達を元気づけよう」と決意。初回時に食材の寄付をしてくれた地元飲食店の協力を得て、2か月後に実現化した。

現在は仲間も10人に増えた。弁当も手作りをしており、多い時で140食を手渡す。「元気だった?3回目だね。どうぞ」となどと声をかけ、寄付品の菓子や物資なども手渡す。「え!こんなに沢山!ありがとう。エコバッグ持ってきたよ」と、子どもは笑顔で自慢げに見せる。

食堂の開催日は毎月第3木曜16時~18時。子ども100円保護者500円。連絡は団体へメールで。lien.afterschool@gmail.com

(2021年10月7日 神奈川新聞掲載 市民記者・鈴木恵史)

 

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