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川崎太鼓仲間響 海外交流で文化広げ

太鼓をたたくレミ青年

「川崎太鼓仲間響」が生まれたのは30年前。川崎市多摩区在住で同団体代表の玉田菅雄さん(72)が地元の祭りに参加したとき、太鼓好きのサラリーマンや教師らに出逢い、太鼓チームを作ることになったのがきっかけだった。

当初は10人程の大人だけで活動していたが、その後、中学生以上の若者が加わり、現在は50人を超える太鼓チームに成長した。最年長は80歳超だが、体力がなくても参加できるようにと笛なども取り入れ、仲間を大切にしている。

活動が大きく前進したのは、旅行会社の企画で海外文化交流のイベントに参加してからだ。ドイツのリューベックを皮切りに、毎年のように海外での演奏交流を続けた。

2004年春、スイスの公演を見て感激した青年=写真右=が、その夏に来日。川崎滞在10か月間で15曲の演奏を覚えて帰国。同団体の仲間から3台の太鼓をプレゼントされ、自分の名前をつけた「レミ太鼓」と命名、今もスイスで和太鼓を広げている。

玉田さんは「コロナが終結したら、是非またスイスに行って一緒に太鼓を叩きたい。太鼓は練習の場を確保するのが大変だが、これからも頑張りたい。私の誇りは5人もプロをおくりだすことができたことだ」と語る。

問合せは玉田さん☎080(2043)8175

(2022年4月14日 神奈川新聞掲載 市民記者・島村艶子)

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