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第24回 平松 あずさ さん

「U-50(アンダー50)」は、2018年3月からスタートした、市民活動に関わる人物を紹介するコラムです。 市内NPOで若手エース(50歳以下の活動者で代表に限らない)を応援することを目的に、若手エースの活動を広報します。

「U-50」NPO若手エース リレーインタビュー

第24回 平松あずさ(ひらまつあずさ)さん
まんなかフェス実行委員長/株式会社カリヨン・カンパニー代表
川崎市高津区在住

バトンを受け継いで
「mama-on!」事務局 阿久津麻実さんへ一言

阿久津麻実さんの写真

子どものPTA繋がりの麻実さんとは、地元を盛り上げる仲間として仲良くなりました。これからも、子どもの成長とともに一緒に頑張っていきましょう!

「まんなかフェス」とは?

まんなかフェス入り口のバルーンアートのゲート写真

川崎市のまんなかに位置する武蔵小杉の駅前広場「こすぎコアパーク」で、川崎市内で起業している女性や仕事や育児で忙しいママたちが実行委員となって集結、同じ志を持つ女性たちと繋がって元気を発信するフェスティバルです。企業やイベント会社に頼らず、ママたちの手作り感あふれるイベントで子どもたちはもちろん、ファミリーものびのび楽しめる2日間です。2017年の第一回開催以来、去年も引き続き2万2000人以上が来場、川崎市内各地のママたちの情報発信や活躍を知る場にもなりつつあります。

活動のきっかけと変遷

平松あずささんの顔写真

地元の子どもたちに、勉強や技術だけではなく音楽の楽しさを通して自分を表現する力を育てる音楽教室「音の教室カリヨン」を高津区に開いて20年になります。3年前、カリヨンのオリジナル音楽絵本『まこちゃんのドロップス』を発売しました。実はこの絵本がフェスのきっかけです。もっとたくさんの親子にこの絵本を楽しんでもえるように地元でイベントをやりたいと声をかけていたところ、周りのママたちのパワーでどんどんと、輪が広がっていきました。このU-50の第6回目に登場している伊早坂遥さんからも「ぜひ、武蔵小杉の子どもたちにも、カリヨンの子どもたちのように心から『楽しい』と思えるような活動を紹介したい」と、賛同いただき、このフェスの中心となってくださいました。

絵本がきっかけになった活動でしたが、やがて活動メンバーも拡大し、活動範囲も広くなってくると、「女性の手で作るフェスに繋げたい」という大きな目標が見えてきました。資金面では助成金に頼ることなく、協賛金を地元の会社にお願いしよう、そして宣伝活動は市内の全小学校に、自分たちの足でチラシ配りをしようと決めました。

これだけ皆が一致団結して動きだした要因は、一人ひとりのママたちの共通の想いが根底にあったからです。自分たちの生きがいを仕事にして起業した私たちは、ややもすると手探り状態で孤独になりがちです。そこに、この活動を通じて意識を高め合い、紹介し合える関係を築きあげたことが、ママたちの心を掴んで発展したのだと思います。

今までの各地のママフェスは、ママ中心が大半を占めていましたが、私たちのテーマは「子どもと共に」をかかげ、子どもや夫が応援してくれるようなスタイルを目指しました。

どんなプログラムのフェス?

まんなかフェスのステージ。真ん前まで観客が迫って見ています。

金曜日と土曜日の2日間開催です。1日目を金曜日としたのは、対象が乳幼児だからです。ママと赤ちゃんが人混みを避けてゆったりと午前中から会場で過ごしてほしいのです。ステージでも、産後体操や人形使ってのベビーマッサージやママのQ&Aお悩み相談室など盛りだくさんです。

2日目は、幼稚園児から小学生までにポイントを当てました。ステージではゴスペル、太鼓クラブ、ママや子どもたちのコーラスやダンスなど迫力ある演奏や歌声が目白押しです。ステージ前に親子が集まって一緒に踊るなど、ファミリーで遊べる雰囲気を大事にしています。

両日ともブースも賑やかです。テーマは「見て、食べて、学んで、遊べる」。飲食では川崎グルメのシフォンケーキ、カレーパン、クレープ、地ビールが並び、ワークショップでは押し花体験などを学び、手作りのアクセサリーやぬいぐるみが販売されます。ママたちの子育てや仕事の日頃の悩みにも対応する専門家のコーナーなども設置されています。

インフォメーションのブースには、会場のプログラム案内の他に、メンバーの活動のパンフも置いて配布しています。ここには、次回の参加希望者や、自分の仕事をいかに広めるかという相談事も受け付けていて、「自分も何かできるかも」とママたちが訪れてきます。毎年、仲間が増えるようで嬉しいです。

ブースに関して実行委員長として思うことは、それぞれの団体が丁寧に、目的を持って、自分たちの仕事を発信しているということです。出店者のみなさんはそれぞれが自分たちで起業をしてる方々ばかりです。ぜひ声をかけてお話ししてみてください。

武蔵小杉周辺の子どもたちは、遊ぶ場所が無いと言われていますが、「ここは一日中遊べる空間」「有りそうで無かったイベントだ」とよく言われます。

活動を振り返って

まんなかフェスの実行委員集合写真

フェス当日は、ステージや裏方として1日中忙しく動き回っている私ですが、やはりメンバー30人に支えられているからこそ続けられたと思っています。役割分担も出店係、司会、ステージ係、広報、冊子作り、撮影隊と細かく分かれています。

中でも実働メンバーは約10人で、月1回のミーティング以外はフェイスブックやメッセンジャーでやり取りしています。U-50前回登場の阿久津麻実さんの「mama-on!」メンバーも大切な仲間です。皆、各分野に顔が広いので、企画にふさわしい、専門的なコーチやインストラクターがすぐに見つかりました。頼れるネットワークです。

フェスの終了後には、来場者のアンケート用紙を元に反省会を開き、次回の目標を決めます。今年は3回目に突入ですから、中高生参加もターゲットに考えています。今流行のダンスパフォーマンスで盛り上げてもらい、出店のお手伝いでも参加してほしいですね。仲間が仲間を呼びますから。

この活動を通して一番嬉しいことは、素晴らしい友だちに巡り会えて共にがんばってきたということですね。困ったときにすぐ対応してくれるのは、お金では買えない最高の友情です。だからメンバー同志、本当に仲が良いです。このたびの新型コロナウイルス感染ニュースでも、情報を共有しながらすでに助け合っています。

最後にメッセージを

こどもたちのパフォーマンス。全員両手を上げたポーズ。

今年5月末に開催予定だった私たちのフェスですが、この新型コロナ感染ニュースの影響により、7月以降に延期にしました。やはり、親子で安全に楽しんでほしいという私たちの苦渋の決断です。

来場した皆様には、このフェスを充分満喫して遊んでいただけたら、自分の区にノウハウを持ち帰り、その輪を広げて開いてほしいですね。ぜひとも、7月以降の「第3回まんなかフェス」に足をお運びください!

お問い合わせ

ホームページ
http;//www.mannakafes.com/

Facebookページ
https://www.facebook.com/mannakafeskawasaki/


2020年3月4日取材 レポーター 町田香子

次回のエースはTIDA‘s house管理者の小川じゅんさん

彼女との出会いは、カリヨンの場所を借りてイベントをやりたいということで相談にきてくれたことがきっかけです。そこで初めて彼女自身が子育てに悩んでいる中で地域の女性と繋がって行き、様々なイベントを手がけることになったことを知りました。新しく去年、空き家を自分たちの手でリノベーションして作ったみんなの居場所TIDA‘s houseを作ったそうです。これからも活動を応援していきたいです。