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U50  第52回 安藤圭太さん

「U-50(アンダー50)」は、2018年3月からスタートした、市民活動に関わる人物を紹介するコラムです。 市内NPOで若手エース(50歳以下の活動者で代表に限らない)を応援することを目的に、若手エースの活動を広報します。

安藤圭太さんプロフィール

畑から、台所へ。メンバー。
Slow Farm
川崎市麻生区在住

畑から、台所へ。は麻生区の若手農家が集まったグループ。
地産地消だから実現できる、フレッシュで美味しい野菜を直売所、しんゆりフェスティバル・マルシェなどに出店して販売している。メンバー農家のお一人、Slow Farmの安藤さんにお話をうかがいました。

Q1.畑から台所へ。の活動と、活動をはじめたきっかけや思いを教えて下さい。

(安藤さん)畑から、台所へ。は、柿生生産者直売会若手7名の集まりです。
しんゆりフェスティバル・マルシェへの出店依頼がきて、1農家では生産量や種類も限られてしまうので、リーダーの井上が仲間に声をかけて5農家で集まって出店したのがはじまりですね。

畑から、台所へ。という言葉は、もともと柿生生産者直売会のサブテーマ、コンセプトのようなもので、会が運営する五月台直売所の店名でもあります。我々の活動もそれを目指すようになって、今はグループ名になりました(笑)。

若い世代に農産物をより身近に買ってもらいたいと、直売所を改装したり、地域のマルシェ、新百合ヶ丘の無印良品ほか、小田急電鉄さんとのコラボで新百合が丘駅などで販売するなど販売の仕方を変えていってます。


Q2.畑から、台所へ。の活動を通してどんなことを実現したいとお考えですか?

(安藤さん)畑から、n台所へ。と、スローファームで共通することですが、野菜や果物など商品をとおしてお客様のライフスタイル、食生活が豊かになるといいな、と思っています。

自分自身、海外も含めていろいろなところに住みましたが、農地と生活が近い川崎のような環境はまれなんです。でも、そういうことに気付かず生活している人が多い。

とれたてのいちごや野菜を食べるというライフスタイルが豊かであるということに気付いて、この地域に住んでいて良かったな、と思ってもらいたい。都心のラグジュアリーな暮らしだけが豊かなのではないと(笑)。すぐ近くに畑があってプリプリの新鮮な野菜が食べられる、そういうライフスタイルこそが豊かなのだというマインドを作って、人々の意識変化を起こしたい。そのために発信していきたいんです。

Q3.最近の活動で特徴的なことは何ですか?

(安藤さん)春に小田急電鉄の新百合ヶ丘駅構内(改札内)で野菜直売のマルシェをやって、その後改札を出てすぐの一画にブースをつくってもらい直売するようになりました。
小田急さんとしては近隣の農家などとのコラボによって沿線に住むことの価値を高めたいと。まちづくりとして食生活が豊かなライフスタイルが実現できるというのはエリアの価値創造につながるということだと思います。
農家としては販路が広がるし、畑から、台所へ。のコンセプトと合致して双方に良い取り組みになっています。
また、スローファームとしての話では、手土産需要が大きくてイチゴのパックが好評いただいています。ここでつくったものを手土産にして持って行ってもらえるのがすごく嬉しいです。住むところの近くで朝とれた、特別なお土産になる。そういうストーリーは東京にはないものだと思います。

Q4.今後の展望 これからやっていきたいことを教えてください。

(安藤さん)野菜をプロダクトとしてただ販売するということではなくて、お客様のライフスタイルを良く変えられればいいなと思っています。今日もトウモロコシ狩りをやっていますが、もぎとる体験をして採れたての美味しさを味わうとスーパーで買うものとは全然違うと知ってもらえる。スローファームのスイーツも採れたての果物を使っているし、農地と生活が近いからこそできるもの、豊かさを届けていきたいということです。

Q5.どうやってこの価値を広めていけるのでしょうか 

(安藤さん)これは産業にしないといけないと思っていて。地域での存在感や知名度というのは、川崎での農業という産業が大きくならないとダメだと。沖縄なら観光、北海道なら酪農や水産というように、地元で雇用があって地域を代表する産業だ、とならないと(こういう価値観は)浸透しないと思う。

だから今、ビジネスの規模を大きくして産業として成り立つことを目指しています。
働く人が増えて、来る人が増えて、地元の人にも知られて、川崎らしい農業を認識されるように。

Q6.働きたいという人は多いのですか?

(安藤)はい、働きたい人はありがたい事にいっぱいいます。履歴書をもって、働きたい人が飛び込みでくる(笑)。働きたい人もお客さんも増えるといいのですが、私達の規模だと、産地からみたらだいぶ小さい。弊社では加工や生産規模の拡大に伴い雇用も増えてきています。これから様々な人が仲間に加わるのが楽しみです。

Q7.ここをさらにパワーアップするには何があれば良いのでしょうか?

(安藤)栽培面積も販路ももっと増やしていきます。スローファームの話になりますが、今9割はハウス敷地内で販売し、実際の栽培現場を体感してもらっています。でも裾野を広げていくためにはそれでは足りないと考えています。
今後は販売場所も増やしていく予定です。レストランなどで扱ってもらえる品質、ブランドをつくっていきます。メッセージや世界観を伝える仲間を増やしていくイメージです。
ただ、外部に販売していく場合、メッセージ性をしっかり持ったブランドが確立していないと、ただの商品になってしまうので、その辺は気を付けてネクストステップにいきたいと思ってます。

Q8.最後に、今注目している人物や取り組みはありますか?

(安藤)川崎じゃなくてニューヨークでイチゴを室内でつくって販売している日本人がいるんです。(一同驚く)
「OISHII OMAKASEベリー」というブランドで生産規模を大きくして値段を下げ、すごく売れている。ブランドをしっかり作ってホールフーズ(米国の大手自然系スーパー)にも卸している。つい最近、帰国の際にこちらに来てくださりお会いすることができたんです。なんとご実家が川崎にあって驚きました!
同じ年代の方で、非常に参考にさせてもらっています。
見ている先はニューヨークですが、今後も地道に地域のマルシェなどに出店していくつもりです。

お問い合わせ

畑から、台所へ。 インスタグラムhttps://www.instagram.com/hatake_kara_daidokoro/?hl=ja

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次回のエースは調整中です。

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