文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 講座 >【報告】誰でもできる!団体のための会計(基礎編)

【報告】誰でもできる!団体のための会計(基礎編)

セミナー写真1大.jpg
2016年10月1日(土)午後1時半~4時半開催
参加者21名
講師:原淳子税理士事務所 原 淳子さん
川崎市出身。
一般企業に就職、結婚出産後、一念発起して税理士を目指す。
会計事務所勤務を経て平成24年に独立開業。個人法人、外資系企業の会計税務顧問を中心に、NPO法人等の非営利法人の支援に力を注いでいる。
ママサムライ(ママ士業グループ)のメンバー。


「誰でもできる!団体のための会計(基礎編)」は、初めて団体の会計担当になり困っている、団体を立ち上げたけれど「帳簿」や「簿記」が全く分からない、会計処理の必要性は分かっているけれど「簿記」は面倒そうで難しそうだし数字も苦手だし…、といった方々でも理解できるような「会計の基礎」を目標としました。
最初にやるべきこととして、団体の財産の管理・帳簿の取り扱いについてのルール作成から始まりました。団体の『お金』は団体を構成するみんなの財産であり、団体全体で管理するものです。団体でルールを決めて、きちんと管理することが大切です。
次に基本的な日常実務についての説明がありました。お金の管理、集金、支出、備品管理、帳簿について、それぞれについて必要な作業とポイントを1年の業務の流れの中で把握していきました。
セミナー写真3大.JPG
また、日常業務処理で良く見られる想定質問についての紹介がありました。
「自動販売機でお茶を購入しました。領収書がありませんが、どのようにしたらよいですか?」
「どうしても残高が合いません。どのようにしたらよいですか?」
など、初めて会計担当者になると経験する「困った」の具体的な事例がいくつも挙げられ、それについての対処法も説明されました。
次に金出納帳の記入方法や複式簿記の基礎、仕訳の構造(貸方・借方)、仕訳の構造とポイントについて説明がありました。「収入」と「支出」で経費の性質ごとに考えられる科目の事例一覧を紹介しつつ、団体の実情にあった科目を決めることがポイントとのアドバイスがありました。
さらに、領収書や最初に説明のあった「出納帳」「備品リスト」「財産目録」「収支決算書」について、具体的な事例で説明があり、「減価償却」や「固定資産の仕訳」、「未収・未払い計上」の考え方について、知識として必要なことの一通りの説明がありました。
セミナー写真4大.jpg
【参加者アンケート】
「これまでの作業の再確認、再認識ができたこと。良かったです。
団体内のみでの作業になるので、細かい事でも確認できる機会は必要かも。と感じました。」
「会計に関して知識がなく、社内担当者まかせだったので、次回も参加し、活動の中で少しでも関心をもって取り組みたいと思います。」
「基礎的な知識のない状態から聞いていたので、会計の考え方をいろいろ学べて良かったと思います。」
「具体的な勘定科目例が理解できた。」
「法人税法の任意団体(人格のない社団)に属するとの理解を得た。」

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業