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【報告】今日からでも実践できる!アカウントを持っているひとのためのFacebookで情報発信

2017年1月14日(土)午後1時半~4時半開催
会場:川崎市総合福祉センター(エポックなかはら) 6階 会議室
参加者35名
講師:株式会社世田谷社 酒井 隆(さかい たかし)さん
2003年より、(公財)せたがや文化財団生活工房にて、主に市民活動・NPO支援業務に携わる。
2008年より現職。主にウェブサイト・印刷物制作、イベントや講座・研修の企画実施などを通じ、
“市民活動支援”“まちづくり”を行っている。
共著書に「WordPress逆引きデザイン事典PLUS(翔泳社)」など。
高津区在住。二子新地のアート×コミュニティスペース「にこぷら新地」を運営するNPO法人DT08の理事。
趣味は編みもの。
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Facebookについての知識や使用状況はユーザーによって異なります。
1)アカウントを取ったがよくわからないのでほとんど使っていない
2)なんとなく使ってはいるものの機能や設定についてよくわかっていない
3)投稿をしたり、いいね!をつけたりはしているけれど上手に活用していない
4)個人ページ・Facebookページ・グループページの違いがわからない
5)団体ページを作ってみたが、周知してもらうことを含め、情報をアップしても効果的に拡散してもらえない
など発信する人の立場により疑問・悩みは様々です。
Facebookは使い始めると楽しく便利な反面、 よくわからない機能や設定もたくさんあります。
このセミナーでは、そうした点を解消し市民活動の情報発信ツールとして、Facebookを活用していくことを目的にしました。
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Facebookの基本機能と仕組みについて、その特徴を改めて確認することから始まりました。
まずはFacebookができること、実際に使っていて疑問に感じる人も多い、どのような仕組みで「知り合いかも」や「記事」、「広告」などが画面に表示されるのか、その説明がありました。
次に、Facebookを使用するうえで重要なプライバシーとセキュリティの設定方法について、酒井さんが実際に画面を操作しながらの説明になりました。Facebookは情報発信・収集に便利なSNSツールですが、不特定多数の様々な人に見られていること、有象無象の様々な情報が入っていることを意識する必要があります。それらを管理するのがプライバシーとセキュリティの設定であり、自身のプロフィール情報や投稿についての公開範囲に関しては、ユーザー自身が設定を行いコントロールする必要があります。
特に、他者によって、写真や投稿にタグ付けされたり、自分のタイムラインに投稿されると、自分が行なった投稿のように、タイムラインに表示される「他者による自分のタイムラインへの投稿」「他者によるタグ付け」関連については、設定しておいた方が望ましいとの説明がありました。
また、ニュースフィードについては、Facebookが「ユーザー本人にとって有益で、関係性が深い情報」とした投稿が表示され、個々のユーザーにマッチした情報を判断する仕組みは「エッジランク」と呼ばれており、「親密度」「重み」「経過時間」の要素に影響されるといわれており、ユーザー自身の発信だけではなく、受信する情報の取捨選択も大切な要素です。
この基本機能と仕組みについては、解説後に会場の参加者からも幾つかの関連質問があがりました。
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次に投稿のコツに役立つ機能についての解説がありました。
Facebookは情報発信・共有に便利なツールであり、市民活動・地域活動団体ツールとして活用できますが、まずは個人として発信をして、どんな風に情報発信・収集できるのか、自分の発信した情報が、誰にどのように共有されるのかを知ることが大切です。
投稿のコツは、「あまり長い文章にしない」「画像や動画を使う」「投稿の一行目に【 】などで囲った見出しを付ける」「ハッシュタグ「#」をつけて投稿」「年中行事をからめた投稿」「ウェブサイトやブログへのリンクをする」「対象を絞り込んだ投稿」「クイズなど、閲覧者からコメントをもらいやすい内容の投稿」などがあげられます。
情報発信・収集するときに便利な機能として、自分の投稿やいいね!などが新しいものから順に全て列記される「アクティビティログ」、気になる投稿やリンクを保存できる「保存」、気になる投稿にコメントが付いたりした場合に通知が来る「お知らせをオン」などの機能があります。
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最後に団体でFacebookページを活用しようというテーマで、Facebookページの作成の仕方をステップ毎の設定の説明があり、解説・管理・活用方法についても解説がありました。
団体のFacebookページの作成と管理は、団体としてアカウントを作成するのではなく、個人メンバーの個人アカウントから作成します。作成者が管理人になりますが、管理者は複数設定が可能で交代もできます。投稿の機能は、投稿の日時を指定できる「予約投稿」、イベント開催にあたり「招待メッセージ」を送付したり、「アンケート」を使って参加者情報を集めることもできます。
また、インサイト機能で、Facebookページへの「いいね!」増減や投稿の閲覧数などのデータを確認することが可能で、その情報をもとにどのような投稿が効果的かを検討し反映することができます。
どんな投稿に人気があるかをチェックし、投稿のタイミングを検討し、どのような人がファンになっているか知ることは重要です。
団体でFacebookを活用するポイントは次の3点です。
★Facebookに即効性はないので、未来のファンやリピーター獲得に向けて、地道に自分のアカウントで団体の投稿にいいね!やシェアをすることで拡散する
★Webサイト、チラシなどで、Fecebookページがあることを知らせる
★1人で全てをやらずに、団体のいろいろなメンバーに関わってもらう
【参加者アンケート】
「基本的なことからわかりやすく説明してくれたので良かったです。設定を見直す機会になりました。」
「タグ付けのことやセキュリティ設定など、細かい点の説明が役に立った」
「説明の仕方がていねいで分かりやすかった」
「Facebookページの様々な機能を知る事ができた。ウェブサイト、チラシ等他のツールを使いながらしていくことが大切と改めて実感した。主担当が一人なのでなかなか難しいが少しずつやりたいです」
「フェイスブックを全く理解出来ていないこと。便利だし、勉強していこうと思った」
「長年Facebookを個人としても、団体としても使っていますが、知らない機能が色々あることを教えていただき有益でした」
「Facebook広告ターゲットについて、ニュースフェードのターゲット設定、インサイトの活用の仕方(これは本当に役に立ちそう!!)」

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