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隠れ谷倶楽部~住民の手で 環境維持を

作業後に昼食をとるメンバーの様子
季節はずれの暑さの中、新百合ヶ丘駅の近くにある上麻生隠れ谷(やと)公園で、汗をかきながら作業をしている団体が「隠れ谷倶楽部」の皆さん=写真=だ。毎月第2土曜日の午前中に自然を楽しみながらボランティアとして、低木の刈込み、花壇の植替えなどをしている。
「周辺住民が公園の環境維持を自主的に行う」という約束のもと、2003年に市の公園再整備事業のモデル地区に。それまでのうっそうと木々の生い茂る公園が、現在のような明るい公園に生まれ変わった。
この時の約束は、当時かかわった人だけでなく、活動ぶりを見て参加した人などでしっかりと守られている。その秘訣(ひけつ)は「できるときにできるだけ、無理をせずに、楽しく」と世話役の品川尚慶(52)さん。会員は15人、現役の人が多いのが特徴だ。
「麻生小学校とマンションで囲まれた、中庭のようなこの公園を、子どもたちだけでなく、地域のコミュニティーの場として大人たちも活用してほしい」と品川さん。作業が終わり、女性会員手作りの昼食をとりながらの楽しい会話に、この会が地域で目指す姿がうかがえた。
(2010年6月5日 神奈川新聞掲載 市民記者・植木昌昭)

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