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川崎外国人市民ボランティア~民族文化を授業で紹介

地図を見せながら話をしている写真
川崎外国人市民ボランティア(KFV)は、川崎市教委の「民族文化講師ふれあい事業」のコーディネーターとして、母国の文化を紹 介する講師を市内の小・中学校に派遣している。先月27日、その研修を兼ねた模擬授業が公開され、市民ら約30人が参加した=写真=。
タガログ語の陽気なあいさつで登場した大森ウイルマさんは地図を広げ、「フィリピンには幾つの島があると思う?」と質問。大小 7000の島のうち3分の1は、干潮時に現れるという。フロランス・デゥポーさんは、フランスと日本の学校の違いを紹介。給食の代わりに、アレルギーや宗教上の都合で好きなメニューを選べる食堂が設置されていると話した。
終了後の交流会では、参加者が更に知りたい事柄について質問。その内容は今後、国際理解のための授業に生かされるということだ。
「子供は、体験したことを周囲の大人や友達に広げていく。未来を担う子供たちには、多文化への理解を深めてもらいたい」と代表  の金熙淑 (キム・ヒィスク)さんは語った。
(2004年7月17日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者 志田麻依子 )

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