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かわさき自然調査団~周囲の環境変化を知る

自然調査活動の様子
「川崎には、国の絶滅危惧種である『たまのかんあおい』という植物が生えている」と話すのは、川崎市青少年科学館を拠点として活動しているかわさき自然調査団の岩田芳美さんだ。
川崎の自然を残すため、できることから始めようと、自然に興味のある人なら誰でも参加できる「皆でできる自然調査」を立ち上げ、セミ、セキレイ、ホトケドジョウ、樹林などの一つの生物についての継続的な調査結果を出すことにした。参加者は98名に上る=写真=。
子供たちにとっては、この調査が自然と触れ合うきっかけとなり、周囲の自然環境の変化を知ることができる。記録を残していくことにより、失われていく自然を実感し自然を守ろうとする意識が生まれてくる。
「今後は、川崎市がこの資料をどう生かしてくれるか。少なくとも今の自然は次の世代につなげたい」と岩田さんは語る。
(2004年9月11日 神奈川新聞掲載 市民記者・高木春子)

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