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傾聴ボランティア希望~同世代の話し相手活動

定例会の様子
「傾聴ボランティアきぼう」は、2003年度に開かれた多摩市民館主催の高齢者教室をきっかけにして、約30人によって、今年1月に発足したグループだ。
その活動は、高齢者が高齢者の話しを聞き、助言・忠告はせず、同時代を生きた者同士として自由に話ができる場をつくること。そのために聞き手は、相手の立場になって話しを聞くための訓練が必要となる。
現在は多摩区内の老人施設3ヶ所へ会員2~4人が、月に1~2回のペースで訪問している。また、保健福祉センターの紹介で、個人宅への訪問も行っている。
毎月1回の定例会では、活動が自己満足で終わらないための話し合いの場を設けている=写真。
会員の池野廣さんは「なかなか話してくれない高齢者には、名前を覚え、趣味の話題を入り口にしてコミュニケーションをとっていく工夫が必要です。しかし、どなたも人生の一番輝いていたときの話しは進んでしてくれます。子供時代、戦争中の苦労、結婚、子育てと、自分が必要とされていたときのことは生涯忘れないものです」と語る。
(2004年10月 9日 神奈川新聞掲載 ボランティア記者 志村理子)

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