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四ッ葉のハーモニー~皆の笑顔にやりがい

ギターやタンバリンを手にする4人の女性の写真

「四ッ葉のハーモニー」は、川崎区健康づくりサポーター養成講座の卒業生4人が2014年につくったグループだ。健康体操や歌のほか、高齢者施設の利用者と一緒に楽しめる絵本の読み聞かせなどの出し物で、参加者に笑顔を届けている。

川崎区と幸区にある施設の訪問を続け、活動は毎月20回を超える。毎回盛況で、「また来てください」の声に応え、定期的に足を運ぶ施設も多い。

絵本の読み聞かせには、ひと工夫凝らしている。本の内容を大画面テレビに映し、登場人物に命を吹き込む声優の役割をメンバーが担う。体操や歌も参加者に合わせるため、その日に曲が決まりアドリブも多い。

代表の斉藤理恵子さん(66)(=ギターを手にした写真手前)は「毎回、同じことはしない。斬新なことをやろうと考えている」と話す。ギターやダンバリンの伴奏が始まると利用者とメンバーがひとつになる。「銀座カンカン娘」などテンポのいい曲では踊りだす人もいる。

「私たちは、利用者の『~したい』を応援している。踊りたい、食べたいなど、欲求を満たすためには機能訓練が必要。最初は難しいと思っても何回かやればできるようになる。参加者の笑顔が一番の喜び」とメンバーは口をそろえる。

(2018年10月27日 神奈川新聞掲載 市民記者・渋澤和世)

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