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日本民家園「炉端の会」~バッタ作り通じ交流

縁側で草バッタを作っている様子と完成した草バッタの写真

川崎市多摩区枡形にある日本民家園で活動する「炉端の会」(会長・布野俊一)。同園への理解を深めるため七つのチームを設けている。「草バッタチーム」もその一つだ。草バッタはシュロの葉を用いて作る伝統的な草玩具だ(=写真右下)。

同チームの柴田武代表(73)(=写真右)は、「来園者に、昔懐かしい草玩具作りを古民家で楽しんでもらおうとバッタ作りをしている。短時間でできるので子どもや外国人にも喜ばれている。外国人とは言葉が全然わからなくてもバッタを通してコミュニケーションが取れる」と話す。

チームのメンバーは30人。かやぶき屋根の家で育ち、身近にあった草や葉で玩具を作ったという体験を持つ人も多くいるという。古民家の清掃、いろりの火入れなどの作業が終わった後にバッタ作りが始まる。シュロの葉の芯を残し両側に裂き、編み込んでいく。およそ10分で完成する。出来上がった本物そっくりのバッタを来園者にプレゼントしているほか、希望者には作り方を教える。

副代表の稲村雅行さん(57)(=写真左)は「虫嫌いな子供が、バッタを作り終えたとき『もう虫が怖くなくなったよ』と笑顔で話してくれた時は、うれしかった」と顔をほころばす。

さらに来園者に喜んでもらえるよう、これからもメンバー全員でアイデアを出し合い、新しい作品にも挑戦していく。

(2019年3月23日 神奈川新聞掲載 市民記者・吉川サナエ)