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まごころキッチンプロジェクト~災害SOS 食で支援

食材や調理器具を置いた机を前に団体ののぼりを立て揃いのTシャツを着て並ぶ団体メンバーの男女7人の写真

川崎市麻生区在住の「まごころキッチンプロジェクト」代表・小野さくらさん(43)(=写真左2人目)は、大雪のため国道で立ち往生した車に近くのラーメン店が無償でラーメンを運んだニュースを知り感動した。偶然にも主の貢一さん(38)は川崎区でラーメン店を営んでいた。

「災害はいつ訪れるか分からない!これなら私たちにもできるのでは」とお互いに意見が一致。「災害時、ほんの少しの真心で救われる人がいる。飲食店が中心になり手元にある食材を生かした『食』を提供しょう」と知人の飲食店に呼び掛けた。

2018年4月、5人で同団体を発足。協力店の目印のステッカー作りからスタートした。フォークとスプーンの真ん中に子どもの笑顔のイラストと温かいオレンジの色使いがホッとさせてくれるデザインだ。

1年で協力店は10店鋪になった。災害時の心得などについての講座依頼があれば、メンバーの河原みきさん(49)と市内のさまざまな施設に出向く。今月1日には「みんなの居場所『はなもも』」(麻生区)で、災害用伝言ダイヤルの使い方などを伝授した。「分かりやすい話でした」という参加者の声に、「備えさえしておけば安心だから今すぐやろうね!」と小野さんが声をかける。

小野さん夫婦は協力店の輪が自然とさらに広がってほしいと願う。詳細は「まごころキッチンプロジェクト」でWEB検索を。

(2019年8月31日 神奈川新聞掲載 市民記者・島村艶子)