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宮前まち倶楽部~本でつなぐ 人とまち

 

イベントに来場した女性客に本を紹介する女性の様子

「宮前まち倶楽部」は、川崎市宮前区の住人がこの地を「ふる里」と思えるような魅力あるまちにしようと、2012年に誕生した市民グループだ。30代の子育てママ、40~60代の主婦や自営業、定年後の男性ら8人で活動している。

代表の辻麻里子さん(=写真中央)は宮前区に三十数年住む。得意の英語を生かし中高生対象の英語塾を開き、日々子どもたちと向きあっている。「家と学校、塾との行き来で、親子ともに地域とのつながりが希薄。地元を知ってほしいと思ったのが設立のきっかけ」と振り返る。

同倶楽部のホームページ(HP)で、地元開催のイベント情報を「イベントカレンダー」として発信。出会いの場づくりに「まちかどシェア」を東急田園都市線駅前の店舗前や公園で開き、区内産の野菜やママたちの手作り品を販売する。

公園で絵本の読み聞かせをする中で始めたのが「ダンボール図書館」だ。誰かに読んでほしい思い出の本を持ち寄り段ボールで作った箱に並べる。集まった本の中にお気に入りの本があれば持ち帰ることができる。不動産屋、カフェ、ワインバーなどに設置し、イベントにも出展。手提げがついた箱を持ち運べば、そこが小さな移動図書館となる。

「本は人と人、人とまちをつなげるきっかけを生むはず」と辻さんは話す。詳細はHP https://machi-club.net/

(2019年10月12日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)

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