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NPO法人SoELa ゲームで温暖化啓発

代表の岡部さんと4人のメンバー

NPO法人「SoELa(ソエラ)」(川崎市麻生区)は、エンターテイメントで社会課題を啓発している。メンバー20人は新社会人や大学生が主体だ。

代表の岡部佳文さん=写真左から2番目=は、大手印刷会社の社員だった2008年、地球環境カードゲーム「MyEarth(マイアース)」を考案した県内の大学生と企業内で合同会社を設立した。16年に合同会社から事業を継承し同NPO法人を設立して今に至る。

環境問題を意識して行動できるよう、遊びながら学べる教材として同カードゲームを全国の書店や水族館などで販売。相模原市や川崎市の商業施設や祭りでワークショップを実施した。子どもより父親が夢中になる姿もみられたそうだ。

小中学校で行った環境啓発授業では、生徒たちがチームに分かれて自作カードを披露し合う。チームを代表するカードを選出し発表。「森林伐採は海の生きものに影響するか」など小学生でも熱心に議論をする。環境問題に無関心でも、遊ぶほど温暖化に興味を持ち詳しくなるという。

ワークショップの進行役は学生が担う。子どもやカードゲームが好きで活動を始めた高校生も、活動を支える頼もしい存在だ。

現在は川崎市と協力して多摩川版を制作中。「親しみのある川を通じ環境問題を身近に考えてほしい」と岡部さん。連絡先はyoshifumi.okabe@soela.jpへメールで。

(2020年12月24日 神奈川新聞掲載 市民記者・中島裕子)

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