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高津せせらぎプレーパークやレンジャー 多摩川の自然の中で

大人と一緒にベーゴマを競う子ども達

川崎市高津区下野毛の多摩川河川敷の一角に「せせらぎと親子広場」はある。

広い野原の中ほどに小川があり、傍らに榎木などの樹々が大きく枝を伸ばす。

広場で大勢の子どもが遊ぶ今日は、プレーパークの日。木登りに挑んでいる子、のこぎりトンカチで何かを作っている子、ベーゴマを大人と競う子=写真。ここでは「危ないからダメ」の禁止事項は少なく、「やってみたい」に挑戦できる。

安全を支えるのは見守りの大人たちだ。「高津せせらぎプレーパークやレンジャー」=鈴木暁子代表(35)=の10人のメンバー。発起人の川瀬早紀子さん(43)は子育ての中で、「子どもがのびのび遊べる場所が少ない」と思ってきた。この場所と出会い、これこそ自分が求めていた所だと感じた。自主保育などで一緒に関わってきたメンバーと同団体を結成し、2020年度の高津区市民提案型協働事業に応募し採択された。

行政の協力も得た昨年は、夏から12月までの間に月1回ぺースで、計6回のプレーパークを開設。コロナ禍となったが、感染防止対策をして、参加者が300人を超える日もあった。窮屈な現状を振り払うように、子どもたちは走り回って遊んだ。

鈴木さんは「こんな時だから一層、子どもたちが思いっきり遊べる場所と時間が大切だと感じている」と語る。連絡先は同団体名でWEBを検索。

(2021年2月4日 神奈川新聞掲載 市民記者・横山知恵子)

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