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ケア・カフェのぼりと実行委員会 気軽に介護の相談を
「ケア・カフェのぼりと」は、ケア(介護)に関わる人たちの顔が見える関係づくりと、日常的なケアの相談ができる場を提供している。運営をするのは川崎市多摩区の「ケア・カフェのぼりと実行委員会」。宮前区在住の近藤佳長さん(51)=写真上段左から2番目=が4人の仲間と設立し、5年目になる。
医療・介護・福祉の従事者を中心に、ケアをしている人、興味のある人なら誰でも参加でき、毎月第3火曜日に開催している。研修会や講座とは異なり、難しい専門用語を介在せずに、対等な関係で話せるのも魅力の一つだ。
コロナ禍で昨年5月よりオンライン開催に変えたことで参加者が増え、21人の日もある。遠くは広島からの参加も。当事者を含む家族、不動産関係者、行政書士など、参加者の顔ぶれはバラエティーに富んでおり、年代も20代から80代と幅広く、男女比は半々だ。
「オンラインだと適度な距離感があり、対面より相談しやすい」「コロナ禍でのストレス発散になる」と参加者の声。話しやすい雰囲気づくりを大切にしている。思わぬ方向に話が進むこともあるが、実はそれが狙い。雑談中にアイデアがでて、絵手紙ボランティアからグループホームに毎月絵手紙が届く出会いも生まれた。
「参加者同士の繋がりを知った時が一番うれしい。」と笑顔で話す近藤さん。連絡先はケア・カフェのぼりとでWEB検索。
(2021年4月15日 神奈川新聞掲載 市民記者・鹿野 薫)