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CureKids 心の痛みに寄り添う

代表の松井優花さん

「CureKids」(キュアキッズ)は、川崎市内の現役高校生によるカウンセリングチーム。2021年6月に設立され、現在11人で活動をしている。

代表の松井優花さん(18)=写真=は、高校1年の時にいじめを経験した。「スクールカウンセラーに相談しても、自分が変わるしかないと言われ落胆した。でも、同時に『あなたの強みは、誰よりも心の痛みがわかること』と励まされたのが原動力です」と話す。

悩み続けた中で、話を聴き、寄り添って解決に導いてくれた同学年の親友の存在に気づいた。「社会的に同じ環境にいて、同年代と友だち言葉で話すほうが、解決につながる」との思いを抱きチームを発足した。

「その悩み、同年代に相談してみない??」をキーワードにチラシを手作りし、宮前区の出身中学校にも掲示を開始。相談は、会員制交流サイト(SNS)を活用し、一人一人が深く意見を送り合う形で進める。内容的には3人グループでの仲間外れや自分の悪口をSNSのメッセージに書き込まれたなど、間接的なものが多い。今までに15人ほどから相談を受けている。

松井さんは、加害者のカウンセリングも必要と感じており、学校で起こるトラブルなどを法的に解決する弁護士(スクールロイヤー)にも関心を向け、4月からは法学部に進学予定だ。問い合わせはcounselor.ck@gmail.comまで。

(2022年2月17日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)

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