文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >まきまきキッチン 食の安心、笑顔こそ

まきまきキッチン 食の安心、笑顔こそ

まきまきキッチンのみなさん

「まきまきキッチン」は2019年から、川崎市中原区の子ども食堂として活動を開始。代表の安西巻子さん(51)=写真左から3人目=のモットーは「遊べる子ども食堂」だ。子どもたちには、伸び伸びと楽しんでもらう。

活動は毎月第3土曜の午前10時から午後2時。新型コロナウィルス感染拡大の影響で、当初借りていた教会が利用できなくなり、川崎市国際交流センターが現在の拠点。手作り弁当や、寄付された缶詰、お菓子、パックの牛乳、レトルト食品などを無料で配布している。多いときには1日100食は出るという。

活動を支えているのは、ともに保育ボランティアを担ってきた地域の母親たち。安西さんの息子や、活動に興味を持った小・中学生も手伝いに来てくれる。常に笑顔で語りかける安西さんの柔らかい声が雰囲気を和やかにする。「できる範囲で大丈夫」という安西さんの声かけで、子どもたちも楽しそうに来場者の応対をしたり、食品を並べたり、自由気ままに過ごしている。

中原区では、子ども食堂同士のネットワークも発足し、安西さんは他の食堂も手伝う。夢は「各学区に一つずつ、子ども食堂を立ち上げたい。困っている人は毎日どこかでご飯が食べられるようにしたい」と話す。寄付は随時受付中。問い合わせは団体HP(https://makimaki-kitchen.jimdofree.com/)

(2022年10月13日 神奈川新聞掲載 市民記者・佐々木直子)

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業