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たまプレ 「遊びたい」を見守る

たまプレで遊ぶ3歳と高校生

築山、すべり台、夏場には水遊びができる壁泉もある川崎市多摩区の中野島中央公園。多摩川河川敷にほど近く、自由に遊べる広場が公園の真ん中にある。

「多摩区でプレーパークをやっちゃおう会(通称たまプレ)」は、ここで毎週水曜日午後3時~5時(すいたま~)、第4土曜日午前中(どったま~)にプレーパークを開いている。

会は2003年に多摩市民館の家庭教育学級「子どもの遊びを考える」を受講したメンバーが立ち上げた。プレーパークとは、子どもが主体的に「遊び」をつくり、危険がないように大人が見守り役となる遊び場だ。

代表の稲田光世さん(57)は3人の子どもを自主保育で育てた。「子どものやりたい気持ちを見守りつつ大人も楽しむ」という。

新型コロナウィルス感染対策が続く中、「イライラする子」「甘える子」が増え、「屋外の遊び場を絶対やめてはいけない」の思いを強くした。小学2、3年生を中心に毎週10~15人の子どもたちがやってくる。かつてここで遊んだ高校生も学校帰りに立ち寄る。「いらっしゃい」と稲田さんが声をかけると、広げられた木片で幼児と一緒に工作を始めることもある=写真。

「私はここに座って、子どもたちをにこにこ顔で見守るおばあちゃんになるのが夢」と稲田さんは話す。

問い合わせはメール(tamapure2004@gmail.com)で

(2022年11月10日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)

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