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川崎ワカモノLab 半歩先ゆく相談相手

川崎ワカモノLabの芳賀さん

 「川崎ワカモノLab(ラボ)」は現役の大学生7人がメンバーだ。年の近い先輩として、高校生までの若者を対象に、緩やかな人脈づくりの機会や家庭・学校とは違う第3の居場所を提供する活動に取り組んでいる。

 川崎市主催の「川崎ワカモノ未来PROJECT」(略称カワプロ)に高校3年生で参加し、運営も携わった羽賀優希さん(22)=写真右奥=と蛯原帆奈海さん(23)が共同代表となり、2021年4月に設立した。

 高校生の時に川崎市に転居してきた羽賀さんと、生まれ育った地元に誇りが持てないでいた蛯原さんは、カワプロで同世代の仲間や楽しみながら地域で活動する大人と出会い、街が大好きになった。この経験を生かし、次世代の若者が街に踏み出せるきっかけを届けたいと思った。

 地元へ貢献する大人のインタビュー記事を交流サイト(SNS)に掲載。毎月1回、中原区のコワーキングスペースで「まちの自習室」を開催し、異なる学校に通う若者同士が出会う場を設けてもいる。勉強前の自己紹介がきっかけで初対面でも話が弾む。羽賀さんたちが進路や受験の相談に乗ることも多い。

 若者が活躍する団体との交流も盛んだ。「他団体を通じて、受験生に志望校の大学生を紹介できたのは今でも忘れられない」と羽賀さんは活動の意義をかみしめる。

連絡先はメール(kawalab.info@gmail.com)で。

(2023年2月23日 神奈川新聞掲載 市民記者・諸富 滋)

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