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第17回 新村 慶太 さん

「U-50(アンダー50)」は、2018年3月からスタートした、市民活動に関わる人物を紹介するコラムです。 市内NPOで若手エース(50歳以下の活動者で代表に限らない)を応援することを目的に、若手エースの活動を広報します。

「U-50」NPO若手エース リレーインタビュー

第17回 新村 慶太(にいむらけいた) さん

モトスミ・オズ通り商店街副理事長兼事業本部長
和式整体&整心 響氣(ひびき)代表
ライセンスアカデミー講師(進路アドバイザー) 
中原区在住

バトンを受け継いで
まごごろキッチンプロジェクト 代表 小野さくらさんへ一言

小野さくらさんの写真

オズ・フェスタで出会い、フリーマーケットのアイディアをいただき適切なアドバイスに感激しました。普段からアクティブにご活躍なさっているさくらさん、こういう方が地元を、そして川崎市を支えているのだなあと実感しています。

オズ商店街の副理事長の仕事とは

新村慶太さんの顔写真

2014年2月、この元住吉駅前のオズ通り沿いに鍼灸院を開設して1年後に「この商店街の理事になりませんか」とお声がけしていただいたのがきっかけです。その当時はまだ商店街活動が停滞気味だったので、これから新しいものを作っていくか、または、今あるもので、もっと改善していくかのどちらしかないと思いました。商店街の日々の様子を見ていると、買い物客もそこそこいて、人もそれなりに流れているので、そこで満足してしまい店側が何も行動を起こしていないのではないか、これはもったいない傾向だと思いました。

また、ちょうどその頃、若手の商店主達と知り合う機会があり、一緒に活動してくれるようになりました。この若手メンバーというのは、動物病院のオーナーや歯科医院の院長、飲食店店主、塾の塾長さんなどです。皆さん、定休日以外に毎日仕事をしていますから、なかなか集まって話し合うのは大変ですが、本当に良いタイミングで集まりました。

2016年に、一層若手を繋げようと商店街の青年部を復活させ、私が青年部長になりました。これは、18年ぶりに復活したとのことでシニア層の先輩らの商店主が多い中、画期的なことだったようです。

この商店街の特徴、取り組みを教えてください

おずっちょのシールが貼られたウオーターサーバーの写真

理事会のメンバーは理事長の下に17名の理事、平均年齢は45歳くらいでしょうか、現在は毎回の会議に8割くらいの方は出席しています。
この商店街のトレードマークは、なんといっても、ご当地キャラの「おずっちょ」です。キャラクターとしては10年くらい前から存在していたのですが、2017年に、もう少し活用してオズ通り商店街のPRをしようと思い、おずっちょソングを作ろうと決めました。元住吉で生まれたラッパー・ナヲキングさんや、元住吉で活動しているアーティストの方々に作っていただき、駅前で「おずっちょソング制作発表記者会見」を開きました。また、商店街加盟店舗×おずっちょのコラボレーションイラストを、イラストレーターの方に作っていただき、現在26店舗とのコラボレーションが実現しました。うちの院内のウォーターサーバーにも、コラボしたシールを貼って宣伝しています。

オズ通り商店街の特徴は、個人商店の多さですかね。115店という加盟店舗中、約半分が個人店です。個性豊かな方が多いですね(笑)
日吉にある慶應義塾大学・商学部のゼミとは1年間、授業の一環としてタッグを組んでいます。秋の「オズフェスタ」では学生さんが独自のワークショップの出店や、スーパーボールの屋台などを毎年出してくれるのが嬉しいですね。学生さんは1年交代なので毎年いろいろな若者と会えます。

この5年間には、店主たちと意見を出し合い、いろいろなイベントに取り組んできました。2015年に、飲食店19店舗が店主イチオシの1品を500円で提供する「ワンコイン祭り」を開催したところ、ある店舗は400人以上の来店がありました。

これは当店の話ですが、2016年には、この年の川崎市空き店舗活用アワード「第1回いらっしゃい!商店街のNew Shop」に応募したところ、見事に優秀賞をいただきました。でもそれ以上に嬉しかったのが、市が大々的に広報してくれたことですね。

2017年3月には花見に合わせてクーポンブック「住吉ざくら×オズ商店街」を作り配布、桜を眺めたあとには店で買い物を楽しめるシステムが好評でしたね。2017年の衆議院総選挙のときには、投票証明証を提示すると飲食店など5店舗で特別サービスを受けられるような企画を行いました。

個人の活動は?

FM番組の交流会の写真

私の個人の活動としては、3年前からは、かわさきFMで「ぐるっ人川崎」(毎週木曜日19時~19時30分)のパーソナリティーを担当しています。平成28年4月から放送をスタートした、川崎市内で頑張っている方々を勝手に応援しよう!という番組です。さまざまなジャンルのパーソナリティがいて、私は、川崎市内の選りすぐりの飲食店を紹介しています。

予備校職員からどうして鍼灸師に?

 生まれも育ちも横浜市青葉区で、ずっと野球少年でした。高校は桐光学園の野球部で鍛えられました。スポーツを通して、人に物を教える「先生」という職業に憧れて将来は教師になろうとして、社会科の教職免許も取得しました。でもその前段階に、予備校職員になって広い知識を得てからと思い、まずは大手予備校に就職しました。ところがこの職が自分にマッチングしていたのか、気がついたら8年も勤めていました(笑)。予備校がある地域によって、生徒にも特徴がありました。海が近い土地の子は、どこかノンビリしていて、それでいて服装やセンスが垢抜けているし、都会っ子はキビキビとしてプライドも高く、親の背中を見てるなあという感じです。本当にいろいろな生徒たちからいろいろなことを学びました。この貴重な経験から、今も進路アドバイザーとして、年間30~40高校くらいで講演を行っています。

 予備校職員から鍼灸師になろうと思ったのは、今では笑い話のようですが当時の彼女からの「サラリーマンではなく、手に職を持って!」の一言です。野球一筋で歩んできた中で、高校時代からスポーツトレーナーに興味がありましたし、「人に教える」ことが好きでしたから、スポーツマッサージと人の身体を治すとの結びつきから「よし、鍼灸師になろう」と行動を起こしました。専門学校で3年間学生として勉強しながら見習いとして働き、国家試験に合格、2年間の修業を積み5年前にここ元住吉に、ついに自分の鍼灸院を開くという夢が実現しました。残念ながら、その頃には彼女とは別れていましたが(笑)。でも不思議なもので、あの一言がなければ、今の自分はいませんね。

活動を通して

モトスミオズ商店街のゲートの写真

5年前の商店街の活性化を考えあぐねていた頃と比べれば、最近の商店街活動はかなり盛り上がっていると思いますよ。やはり、毎年の秋の「オズフェスタ」が最大の課題ですね。商店街路をいかにして大々的に使って実施できるかを日々悩んでいます。祭りにやってくる子どもたちの笑顔を見ていると頑張ろうという気持ちになれます。
理事にIT会社の社長がいてくれたおかげで、ホームページやデジタルサイネージのブラッシュアップにも取り組めました。
この5年間で学んだことは、鍼灸院の運営、商店街の理事活動、講演会、そしてラジオという4つの目まぐるしい日々の中で、自分が楽しくなければ、人にも伝わらないということです。やはり、自分で「面白くする」「楽しくする」ことが大事です。だから好きな言葉は、高杉晋作の辞世の句の「おもしろきことなき世を おもしろく すみなすものは 心なりけり」です。音楽も自分を元気にしてくれる歌が好きで、「愛は勝つ」でヒットを飛ばしたシンガー・ソングライターの「KAN」の歌は、院の中でのバックグランドミュージックです。

最後にメッセージを

オズフェスタ2018の風景

予備校時代に培われたいろいろなノウハウと、自分のモットーである「人のモチベーションを上げること」が自分のライフスタイルで生きています。自分が困ったときに助かるのは、なんと身近なところで「日めくりカレンダー」の一言です。それこそ元気をもらったり、共感したり(笑)。
将来の夢は50歳までに何かもう1つ、事業を立ち上げたいと思っています。劇作家などエンターティメント的な仕事の友人も多いですし、教育関係でも何かトライしてみたいですね。

とりあえず、秋に向けてオズ通り商店街のフェスタに全力を注ぐ覚悟です。ぜひとも、足をお運びください!

お問い合わせ

「響氣」ホームページ http://www.washikiseitai-hibiki.com
フェイスブックページ https://www.facebook.com/seitaihibiki



令和元年7月9日取材 レポーター 町田香子

次回のエースは福地 真吾 さん

元住吉にある「福街不動産」のオーナーで、現在オズ通り商店街の青年部長を務めて頂いております。地元の出身ということもあり元住吉を中心に幅広い人脈があり、いつも何かを仕掛けてやろうと虎視眈々と狙っている姿勢が素晴らしいです(笑)。

福地真吾さんの写真