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【4月13日神奈川新聞掲載】市民紙芝居・あさお 魅力と文化、地域に
「市民紙芝居・あさお」は、紙芝居を通じた地域交流を目指して2021年6月に設立された。
川崎市麻生市民館の市民自主学級として、全5回の「知るともっと楽しくなる紙芝居の魅力」を開催。22年には「紙芝居を創って演じてみよう」(全7回)を開催した。
受講者は、麻生区内の昔話に着想を得た物語や家族の思い出などをオリジナルの紙芝居に仕立てた。ストーリーを組み立て、絵を描き、せりふをつけるといった作業は簡単ではないが、講師の丁寧な指導で完成。それぞれの作品に愛着を感じながら演じることができたという。
代表の吉田静香さん(53)=写真後列中央=は、15年前に紙芝居に初めて接し、魅了された。各地の勉強会で学び、紙芝居で交流の機会を広げようと、同団体をつくった。メンバーは現在7人だ。
絵と演者の声だけで物語が進む紙芝居の魅力は、観客が想像しながら絵に集中し、一体感を共有できることだ。場面が変わる瞬間に絵が動いて見える人もいるという。
木製の紙芝居舞台での上演を推奨し、「紙芝居文化をさらに広めたい」と吉田さん。「保育や医療、介護などの現場で上演する演者同士のつながり、演者と観客のつながりを深めたい」という。
上演希望、作品などの問合せはメール(shimin.kamishibai@gmail.com)で。
(2023年4月13日 神奈川新聞掲載 市民記者・諸富 滋)