文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >【2024年1月11日掲載】あなたはひとりじゃない  癒しの歌声を届ける

【2024年1月11日掲載】あなたはひとりじゃない  癒しの歌声を届ける

車いすに座って「世界で一番素敵な言葉」を歌う癒シンガーkeikoさん

「あなたはひとりじゃない」は小・中学校で出張音楽ライブを行い、子どもの幸福度を上げることを目指す団体だ。

プロ歌手の癒(いや)シンガーKeikoさん=写真=は2012年に中枢神経系の難病「多発性硬化症」になった。疲れやすい症状のため電動車いすに乗ったまま歌い、啓発活動を続けてきた。

ボランティアのお礼に中学校を訪れた際「今の子は自己肯定感が低い」と知った。病気を克服してきた自分ならば、その時の経験を話すことで、日常の当たり前な幸せを感じ取れるメッセージを伝えられると考えた。

「世界で一番素敵な言葉」を歌い、幸せに気づくきっかけとしてあらためて自分の名前を考えてもらう。あなたの名前にはあふれる愛情が込められ、あなたは必要とされている、一人じゃない、周りの大人をもっと頼っていい・・・。中学生からは「自分の名前はあまり好きじゃなかったが、プラスに受け止められるようになった」との感想が寄せられた。

より多くの中学校を訪れるために23年3月に友人2人と団体をつくった。団体名はこの曲の歌詞からとった。夢はラゾーナ川崎プラザの広場で大勢の子どもたちと一緒に音楽を楽しむことだ。連絡はメール(anatahahitorijanai.singer@gmail.com)で。

(2024年1月11日神奈川新聞掲載 市民記者・諸富 滋)

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業