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【2024年1月25日掲載】昔ばなしを語ろう会・かわさき 私のまちの昔ばなし

ごえん楽市の団体会場で並ぶ会のメンバーたち

「昔ばなしを語ろう会・かわさき」は、川崎をはじめ地域に伝わる昔ばなしの情景を想像しながら暗記し、生の声で語る活動に力を入れている。市内の公共施設で勉強会を続け、昔ばなしを語り紹介する場を作ることが目標だ。

設立は2023年3月。市内の小・中学校で働く学校司書4人が中心メンバーだ=写真。日々、子どもたちと接する中で「地域の昔ばなしを聞く機会が少ないのでは」という共通認識を持っていた。

22年4月「かわさきのむかし話を語ろう小澤俊夫編再話」(北野書店)という本の発刊が活動を始めるひと押しになった。小澤氏は1992年から「昔ばなし大学」を全国で開講する多摩区在住の口承文芸学者だ。市内全区の40を超える昔ばなしが語りやすい文章に再編集され、本に収められており、大師河原、小倉、有馬、王禅寺という市内の地名が登場する。

昨秋の「ごえん楽市2023」では同本を紹介し、昔ばなしのゆかりの地を市の地図に落とし込んだパネルを展示。会場内に設営されたテントでは「昔ばなしの語り」をした。

「話に出てくる地名やお寺の名前を聞いて『知ってる、知ってる』と、地元への愛着を育て、語りの活動の裾野を広げたい」と連絡窓口の御厨勤子さん(48)は話す。

連絡先はメール(kataru.kawasaki23@gmail.com)

(2024年1月25日神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)

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