文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 市民発 >【2024年4月25日掲載】(一社)プラスケア 健康相談で悩み解決

【2024年4月25日掲載】(一社)プラスケア 健康相談で悩み解決

暮らしの保健室の入り口で紹介のパンフレットを手に持つ勝山さん

JR南武線武蔵新城駅(川崎市中原区)近くの路地裏にふらっと気楽に立ち寄れる「暮らしの保健室」がある。昨年5月に一般社団法人プラスケアがオープンした新拠点だ。

2017年に法人設立以降、暮らしの保健室の運営を中心に医療者と市民が気軽につながり互いに支え合う関係を作ることを目指している。代表は中原区内の病院に勤務する西智弘医師(43)。看護師や臨床心理士など4人の医療スタッフが常駐する。

暮らしの保健室は「最近眠れない」「診察室でうまく伝えられなかった」「親の介護の事」など健康上の心配事や日常の悩みを誰でも相談ができる。医療行為はしないが、適切なアドバイスをする。孤独の悩みを抱えている人には地域の居場所につなぐこともある。 

ソーシャルワーカーの勝山陽太さん(29)=写真=は「多くの人にここを知ってもらい医療や地域への橋渡しをしたい」と話す。暮らしの保健室武蔵新城新拠点は毎週水曜日から土曜日の10時から16時まで開催。参加費400円。事前予約・個別相談は別途1000円。

7年間で延べ2千人以上が訪れたが、運営は決して楽ではない。西医師は本業の傍ら勝山さんと動画配信やワークショップの出店などを手掛け、「病気になっても安心して暮らせるまち」を目標に日々奮闘中だ。

詳細は団体HP(https://www.kosugipluscare.com/)で。

(2024年4月25日神奈川新聞掲載 市民記者・大谷ゆう子)

 

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業