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【2024年12月26日掲載】宮前ボッチャ倶楽部 シニアが仲間づくり

ボッチャを楽しむクラブのメンバー

パラリンピックの正式種目でもあるボッチャは、目標の白いボール(ジャックボール)に、自分の赤や青のボールをいかに近づけるかを競うゲームだ。

川崎市宮前区在住の奥山友保さん(78)は、2021年の東京五輪・パラリンピックで知り、感動。その魅力を多くの人に届け楽しんで欲しいと、22年に宮前ボッチャ倶楽部(クラブ)を結成し、世話人を務めている。今では会員が30人に増え、平均年齢は78歳だ。

活動は区内の小学校体育館などで月3回行う。会場では、ナイスプレーに歓声をあげたり戦略練ったりして、真剣な中にも和気あいあいとゲームを楽しんでいる=写真。

「一人でできないことは皆でやろう」「自分のできる範囲で最善の協力者になろう」が合言葉。戦略勉強会や審判養成講座参加などに参加し、向上心を忘れない。

奥山さんの活動の原点にあるのは、シニアが仲間との交流を通じて生き生きと元気に暮らしてほしいとの思いだ。

ゲームを楽しむだけでなく、食事会や交流イベントの機会を増やし、仲間づくりの後押ししている。参加者からは「仲間ができて生活が変わった」「頭と体を使うので若返った」「協力しあうのが楽しい」といった声が聞かれる。

次の目標は、地域を超えたボッチャ大会の開催や活動を通じた多世代交流など、普及の夢は尽きない。
連絡先はメール(ufo-smiles@docomo.ne.jp)で。

(2024年12月26日神奈川新聞掲載 市民記者・佐藤淑子)

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