文字サイズ 背景色

ホーム最新ニュース一覧 > 講座 >【実施報告】5回でスッキリ!NPO法人事務マスター講座   (1回目~3回目) 

【実施報告】5回でスッキリ!NPO法人事務マスター講座   (1回目~3回目) 

10月17日・24日・31日・11月7日・21日  午後6時30分 ~ 9時
第1回目:18名、第2回目:19名、第3回目:17名、第4回目:19名、第5回目:21名
参加者合計:23名
 
 【NPO法人スタッフ養成講座】は、NPO法人の寄付者等の獲得と適正運営のために必要な情報を網羅的・実務的に提供することを目的に実施しているものです。今年度は、川崎市との共催で全5回の連続講座にて開催しました。
CIMG8265.jpg-3.jpg
第1回目は、


NPO法人の事務の全体像」というテーマで実施しました。NPO法人の事務って何?という基本的な説明から始まり、NPO法人事務スタッフの役割を年間スケジュール表を使って具体的に見ていきました。定款に記載する内容や議事録作成にあたっての注意事項等については、講師の笹子さんが事務局長を務める「認定NPO法人アクト川崎」の実際の定款や議事録を参考資料として説明していただいたこともあり、参加者の方からは「事務の全体像と流れがよく分かった」という感想が多数寄せられました。
 第2回目は「日々の実務」。まず、NPO法人会計基準について、①収支計算書から活動計算書に②費用の分類の仕方を統一③使途が制約された寄附金、補助金、助成金等について④ボランティアなどを会計に取り込む(任意)、という4つのポイントについての説明がありました。単式簿記と複式簿記の基本的な説明のなかで、なぜ複式簿記が必要か。実際の事例を用いて複式簿記の基礎を学びました。また、入金・出金があったとき、講師へ謝金、報酬を支払うときなどの日々のお金の動き、管理の仕方、日々の会計実務で気をつけることなどについて学びました。参加者からは「現在行っている実務が漠然としていたのが具体的に解りました」「日々の実務において、当NPO内で聞くことができないことを講義の中で確認できた」などという感想が寄せられました。
 第3回目は、「事業年度が終了したとき」。決算書類を作成する手順を一つ一つ参考資料をもとに見ていきました。実際に参加者の皆さんと手を動かしながら、精算表から、活動計算書、貸借対照表を作成。共通経費の按分。「事業費」と「管理費」、「人件費」と「その他経費」の整理、また注記の作成、貸借対照表から財産目録作成。
 3回目までのまとめとして、講師の笹子まさえさん(NPO法人ザ・事務方 代表理事、認定NPO法人アクト川崎 事務局長)からは、NPO法人は税制面などで優遇されているので、やるべきことはきちんと誠意を持って努力しましょうというお話がありました。
参加者からは「活動報告書や貸借対照表の書き方で、苦労したので詳しく伺えて良かった。」「実践的な部分についての注意に役立つものがあった。今後の参考にしたい。」などという感想が寄せられました。
CIMG8256.jpg-2.jpg
第4回目以降の報告は次回のブログで!

(C) 2022 公益財団法人かわさき市民活動センター 
市民活動推進事業