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【2025年3月13日掲載】minna no ie 学習支援で居場所を

川崎市立看護大学(同市幸区)のサークル「minna no ie(ミンナノイエ)」が、大学の講義室で小中学生の学習を支援している。毎月第1・第3土曜日に宿題やテスト勉強のサポートをするほか、ボードゲームなどで一緒に遊んだりする。
代表の飯田瑶子さん(21)=写真前列右=は、大学1年の時に横浜市で学習支援ボランティアに参加。大学でボランティアの講義を受け、「体験や交流を通じた居場所づくりをしたい」との思いが膨らみ、昨年4月に同級生とサークルを結成。団体名には「気軽に来られる温かい家のような場所」という思いを込めた。
近隣の公共施設に案内チラシを配ったり、市内在住のメンバーが出身校で宣伝したりとPRに力を入れているが、来場者が少ないのが現状だ。活動を広く知ってもらおうと、15日に同大で看護体験を開催する。車いすや心肺蘇生体験、赤ちゃんのおむつ替えなどを体験できる。
現在のメンバーは、他大学の学生や高校生も含め20人。飯田さんは「家族、友だちや先生とは違う、第4の存在になりたい」と笑顔を見せる。問い合わせはメール(minnano.ie2023.4@gmail.com)で。
(2025年3月13日神奈川新聞掲載 市民記者・御厨勤子)