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【2025年4月9日掲載】「まちびらき隊」 NPO法人姿勢教育の孝心会 ポイ捨てゼロへ率先

2021年6月、東田公園(川崎市川崎区)を利用する子どもたちが「公園をきれいにしよう」と「まちびらき隊」を立ち上げた=写真。
園内のコミュニティーハウスさくらの管理運営を担う「NPO法人姿勢教育の孝心会」(代表溝井直孝氏)の「まちびらきプロジェクト」に参加する団体の一つだ。毎週日曜日に未就学児から大学生が清掃活動を行っている。
用意する物は、火ばさみやごみ袋、手押し車。手押し車は、幼い子がごみを集める途中で乗ることができる。「ポイ捨てゼロ」を目指して活動を続け、拾うゴミの量は4分の1に減った。
今後は「まちびらき通信」を近隣の小学校に定期的に配布し、SGDs(持続可能な開発目標)や地域活動に興味を持ってもらい、子どもたちからまちをより良くするアイデアを募る予定だ。これまでも、「SGDsツアー」や「リアルお店屋さんごっこ」といったイベントを商店街や企業、団体と実施してきた。
活動は「隊長」と呼ばれる中高生や大学生がけん引している。隊長歴約2年の小林真紘さん(20)は「企画、立案、イベントの準備か振り返りまで、全て学生が主値的にでできるのが楽しい」とやりがいを実感している。団体への問い合わせはHP(https://www.ksk-sisei.org/machibirakitai)から。
(2025年4月9日神奈川新聞掲載 市民記者・御厨勤子)