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【2025年6月26日掲載】音楽工房ドレミ 音楽を気軽に楽しむ

「音楽工房ドレミ」代表で声楽家の岩田憲子さん(44)。川崎市中原区で営む音楽教室で生徒と接する中、音楽教育の機会をもっと増やしたいと感じていた。出身地の和歌山県では音楽による情操教育を推進しており、県の委託を受けて学校での演奏活動を長年続けていた。

「音楽教育は子どもの力を引き出す」という信念のもと、川崎の子どもたちにもプロの生演奏を届けたい、と2023年に音楽家ら5人で団体をつくった。

活動の軸は小学生対象の「音ワーク」。プロの音楽家が講師となる音楽体験や音楽にちなんだ食育や工作を通して、気軽に音楽に触れてもらう取り組みだ。子どもと、身近にいる音楽家をつなぎ、音楽教育の機会を増やす狙いから、参加者と講師は市内在住・在勤者を優先している。

中原市民館で開催された昨夏の音ワーク=写真=は、募集2時間で満席になった。参加者15人はチョコレート好きのショパンにちなんだチョコプリンを作り、管楽器に触れてリードを吹き、マリンバやドラムなどの打楽器を鳴らした。クリアファイルとゴムホースで作ったトランペットにマウスピースをはめて聖者の行進を合奏した。

「歴史上の作曲家を身近に感じた」「工作は難しいけど楽しかった」と好評だった。今夏の音ワークは7月1日募集開始。参加は申込フォーム(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdeGLci_btJVOkq1UBLHNmTn5iFw0B1o1kLpEbRS3B4X3T_lA/closedform)で。
(2025年6月26日神奈川新聞掲載 市民記者・中島裕子)

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