ホーム>最新ニュース一覧 > 市民発 >【2025年7月24日掲載】子育て支援グループいいんだよ 人に頼る子育て応援
【2025年7月24日掲載】子育て支援グループいいんだよ 人に頼る子育て応援

毎週木曜日、「いいんだよひろば」ののぼり旗が東急東横線元住吉駅近くの多目的スペース「コミュニィティ・プラットフォーム縁側」(川崎市中原区)に立つ。「子育て支援グループいいんだよ」の親子サロンが開いている合図だ。
親子イベントも行われた6月5日の利用者は、1歳9ヶ月までの5組の親子。初めて来た1歳男児の母親は、「人見知りのわが子がスタッフとたくさん遊んでいた。イベントのペープサート(紙人形劇)も楽しかった」と声を弾ませた。また4ヶ月女児の母親は、「子どもから少し目を離してもスタッフが見てくれていて安心だった」と表情を緩ませた。
同グループは、2022年4月に臨床心理士の須山智子さん(44)が中心となり、立ち上げた。児童家庭支援センターでの相談で、「よくやっている、それでいいんだよ」と伝えることの大切さや、自らの子育て経験から、息を抜いてくつろげる場所をつくりたいと感じたことがきっかけだ。
スタッフは、「お子さんと来て、自分の勉強や仕事、昼寝をしてもいいんです」と話す。現在、保育士資格や子育て経験のある19人のボランティアが活動を支え、「人に頼る、頑張りすぎない子育て」を応援している。
定期開催の親子サロン=写真=のほか、月1回、専門相談員の個別相談や「出張ひろば」も実施している。利用料金や詳細は団体HP(https://iindayo-kawasaki.studio.site/)で。
(2025年7月24日神奈川新聞掲載 市民記者・御厨勤子)