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【2025年8月28日掲載】元気な高津をつくる会 食から健康をつくる

「元気な高津をつくる会」は食生活の改善と健康な生活習慣の維持・疾病予防を目的として2005年に川崎市高津区で設立された。
活動の趣旨に賛同する住民や団体とも連携し、行政の協力を得て、食環境改善事業に取り組んでいる。03年の行政による「たかつ・食の元気安心事業」が前身で、関わった保健士、栄養士が引き継いで現在に至る。会長は栄養士の田邊弘子さん(68)。
主な活動は「食の安全推進事業」と年1回開催の「高津区健康づくりのつどい」だ。食の安心推進事業では、栄養バランスの整った食事を提供する区内の飲食店や販売店を「たかつ健康づくり協力店」として登録・推奨している。
今年のつどいは「てくのかわさき」(同区)で開催。「健康の輪・地域の環・心の和」の三つの「わ」をテーマに、食や健康に関するブースが10以上も並んだ。VR(仮想現実)ゴーグルを装着して健常者と異なる認知症の視覚感覚・世界観を疑似体験するコーナーでは、「認知症の家族がいるが、対処についてとても参考になった」との声が上がった。また「アルコールケアコーナーに、気軽に相談できてよかった」など好評を博した=写真。
調理講習では他団体のイベントにも参加。元気な人づくり、まちづくりに積極的に展開している。連絡先は田邊さん☎090(6199)3460。
(2025年8月28日神奈川新聞掲載 市民記者・齋藤 進)