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【2025年9月25日掲載】就労継続支援B型事業所「レジネス」 当事者同士支えあう

コーヒー豆の選別、焙煎、袋詰めはすべて手作業で行っている

モトスミ・ブレーメン通り商店街(東急東横線・元住吉駅西口 川崎市中原区)ほど近くにNPО法人レジストが運営する「レジネス」がある。精神に障害を抱えた人が働く就労継続支援B型事業所で、コーヒー豆の加工と販売をしている。 モトスミ・ブレーメン通り商店街(東急東横線・元住吉駅西口 川崎市中原区)ほど近くにNPО法人レジストが運営する「レジネス」がある。精神に障害を抱えた人が働く就労継続支援B型事業所で、コーヒー豆の加工と販売をしている。

理事長の斉藤剛さん(46)は2012年9月開所以降、主体性を持って仕事に取り組んでもらうため、作業前に全員で30分ほどかけて行うミーティングをとても大切にしている。 理事長の斉藤剛さん(46)は2012年9月開所以降、主体性を持って仕事に取り組んでもらうため、作業前に全員で30分ほどかけて行うミーティングをとても大切にしている。

一人ひとりが今日の気分、体調、苦労などをオープンに話し、情報交換をする。経験豊富なメンバーが率先して受注確認と作業工程の役割分担をしてから全員で取りかかる。コーヒー豆の選別、焙煎、ミル引き、袋詰めはすべて手作業で行っている。斉藤さんは「繊細、慎重といった障害の特性が強みとなり、丁寧な作業になる」と話す。 一人ひとりが今日の気分、体調、苦労などをオープンに話し、情報交換をする。経験豊富なメンバーが率先して受注確認と作業工程の役割分担をしてから全員で取りかかる。コーヒー豆の選別、焙煎、ミル引き、袋詰めはすべて手作業で行っている=写真。斉藤さんは「繊細、慎重といった障害の特性が強みとなり、丁寧な作業になる」と話す。

しばらくすると工房内は作業の熱気に包まれ地元商店街にちなんで名付けた「ブレーメンブレンド」が次々に出来上がる。10年ほど働く重田さん(64)は40代で体を壊し将来の不安からうつ病になった。「ミーティングで情報をもらい生活を助けてもらった。ここは居場所」と話す。 しばらくすると工房内は作業の熱気に包まれ地元商店街にちなんで名付けた「ブレーメンブレンド」が次々に出来上がる。10年ほど働く重田さん(64)は40代で体を壊し将来の不安からうつ病になった。「ミーティングで情報をもらい生活を助けてもらった。ここは居場所」と話す。

斉藤さんは「単なる受注作業だけでなく、売れる商品を作りたい。それがともに働くということ」と力を込めた。詳細はホームページ参照。 斉藤さんは「単なる受注作業だけでなく、売れる商品を作りたい。それがともに働くということ」と力を込めた。詳細はホームページ(https://resistnpo.com/wordpress/)を参照。

(2025年9月25日神奈川新聞掲載 市民記者・大谷ゆう子)

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