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【2026年1月22日掲載】シルク・ドゥ・フィル 集い編めば声はずむ

色とりどりの毛糸を使い、四角形や花の形のモチーフをかぎ針で編む。おしゃべりを楽しみながら手を動かすと、遅れてきたメンバーが「はい、家で作ってきた分」と10個ほどのモチーフを並べ、机の上が一層華やかになった=写真。
「シルク・ドゥ・フィル」は2024年6月に発足、メンバーは50~80代の約30人、川崎市中原区内の3拠点で月2~4回活動している。編んだモチーフは、つなぎ合わせて同区の中原平和公園で開かれる市民参加型のアートイベント「街ナカアート」に出展する。
代表の高橋みちこさん(73)は21年に大病を患い、リハビリを重ねる中で「元気な人と介護が必要な人の中間にいる高齢者が気軽に集える場所がない」と気づいた。「体力がなければ何もできない」と痛感し、思い立ったのが家にあるかぎ針と毛糸で始められる編み物だった。
街ナカアートでは、オブジェや樹木の装飾に約2千個のモチーフを使う。大きいものは1㍍×4㍍になり、終了後の保管に頭を悩ませている。高橋さんは「作品をリースとして展示してくれる企業や施設と協力し、毛糸代をまかなう仕組みをつくりたい。今後は無理なく通える拠点を増やしていく予定です」と、活動を広げる方法を模索している。問い合わせは高橋さん☎090(8214)4048。
(2026年1月22日神奈川新聞掲載 市民記者・坂本 郁)