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三田サポートわなり~暮らしやすいまちに
「誰もが住みやすいまちに!この地域で最後まで暮らしたい」との思いで、川崎市多摩区の「三田サポートわなり」は2013年に発足した。
1960年代後半に分譲された1108戸の西三田団地は、今や所有者の8割が60代以上になり、住民の高齢化と建物の老朽化が課題になっている。同団体は、発足時から続く暮らしのサポートや、みた・まちもりカフェ運営のほか、2016年から市立三田小学校での寺子屋事業も開始。3人のコアメンバーにスタッフ、講座講師四十数人が活動。約40人のサポータ―が会費による支援をしている。
暮らしのサポートは部屋の清掃や片付け、障子の張り替え、買い物など、介護保険では対応できない困りごとを手伝っている。
地域の人が集うカフェでは、英会話、写真、編み物、住宅リフォームなどの講座が開催され、同じ趣味を持つ友人づくりや地域の問題の情報交換の場となっている。講座の一つである太極拳教室は、市立生田中学特別創作活動センターを中心に毎週、数回開催され、多くの会員が日々上達している。
「今は気功も勉強しています。今後『ここのカフェに来ると健康になる』を言われるような魅力的な講座にしていきたい」と代表の塩沢和美さん(57)(=写真右端)。問い合わせは、みた・まちもりカフェ 電話080-8492-3676。
(2018年4月21日 神奈川新聞掲載 市民記者・山田和彦)