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沖縄の映画を観よう!かわさき~映像で「今」伝えたい

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「沖縄の映画を観(み)よう!かわさき」の会員、斎藤彰さん(69)(=写真右から2人目)は「川崎には、工場地帯の働き手として沖縄から多くの人々が移住してきた歴史がある。市民の多くは沖縄との関わりを知らない。だからこそ、映像を通してもっと沖縄を知ってほしい」と、活動のきっかけを語る。
団体の設立は2016年9月、会員10人には沖縄出身者もいる。同年11月に上映した「高江―森が泣いている」をはじめ、4本のドキュメンタリー映画の上映会を中原市民館(川崎市中原区)で開催した。
17年の「はての島のまつりごと」は、日本の最西端、沖縄県与那国島を描いた作品。人口1500人の島に突然150人規模の自衛隊沿岸監視部隊が配備される計画が浮上。島民が賛成派と反対派に分かれ、基地問題に翻弄(ほんろう)されていくさまを描く。
参加者からは「穏やかに暮らしていた島民が基地問題で分断されていく姿に心が痛む」といった声や「高江の森の貴重な自然が基地建設のために壊されていくのは悲しいし、憤りを覚える」などの感想が寄せられた。
次回は6月9日(土)午後6時15分から、NHKのドキュメンタリー番組「沖縄と核」を上映予定。会場は川崎市中原区の「エポック中原」。問い合わせは、代表の木瀬慶子さん(67)(=同左から3人目)電話080(3494)2411。
(2018年5月26日 神奈川新聞掲載 市民記者・背戸柳勝也)

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