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にこにこあおむし人形劇団~多世代の交流を生む

床に座る親子らの中で手遣い人形を手に歌や指遊びを披露する2人の女性の様子
子どもから年配者まで楽しめる「多世代交流人形劇」が2018年度、川崎市高津区で開かれている。主催は「にこにこあおむし人形劇団」で、区市民提案型恊働事業の一環。地域住民が人形劇を介して顔見知りになり、交流が生まれることを目的に計6回上演される。
にこぷら新地で7月18日に行われた講演には、親子や高齢者、学生ら約80人が参加した。「こんにちは」。団員の明るいあいさつに続いて歌や指遊びが始まる。手遣い人形のウサギやクマが次々に登場(=写真)。人形を持つ団員が観客の中に隠れたり、参加者がグループになって一緒にパズルを完成させたりすることで、会話が弾む演出になっている。
2歳の娘と参加した母親は「参加型の劇なので、子どもがいろんな人に声を掛けてもらい、楽しめました」と喜ぶ。
同劇団は、7年前に代表の森真佐乃さん(47)が地元に楽しめる場をつくりたいと、長男が通う梶ヶ谷幼稚園(高津区)の母親たちに呼びかけて結成した。現在、10人の団員が人形の制作を含め、全てを担っている。17年度は「高津区保育園合同巡回公演」を開催し、延べ65園1338人が参加した。
「公演中、お客さんの表情が柔らかく変わっていくのを見る時、やりがいを感じます。今後も活動の幅を広げていきたい」と森さんは語る。連絡先は同団体ホームページ(www.geocities.jp/nikonikoaomushi/)から。
(2018年10月13日 神奈川新聞掲載 市民記者・安達朝子)

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