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こすぎの大学~多世代が集う学び舎
こすぎの大学は、武蔵小杉地区に在住、在勤、関心がある人たちが毎月第2金曜日の夜、自由に楽しく集う学び舎(や)だ。
2013年9月、武蔵小杉の読書会のメンバーが、地域を知り、自分たちで課題を見つけて解決する場として立ち上げた。運営メンバーの岡本克彦さんらが勤務先の企業で培った、部門を超えて人的ネットワークを築く手法で活動を広げ、今月は47回目の講座を中原区役所で開いた。
毎回、武蔵小杉に関わりをもつ講師を「先生」として招き、会社員、行政職員、子連れのワーキングマザー、大学生など多様な世代がみな等しく「生徒」となる。昨年10月には「武蔵小杉の多様性と可能性」と題して市の新ブランドメッセージ「Colors, Future!いろいろって、未来」の担当者を迎え策定の経緯を聞いた。そこから各自キーワードを出し、グループワークを重ねキャッチコピーを発表(=写真)。大田区も二子玉川も横浜も「ほぼカワサキ」とのコピーに、会場は笑いで包まれた。
約1時間半を4時限に分け、授業はテンポよく進む。最後にグループで一つの答えを出す仕組み参加者に好評で、毎回20~30人が集まる。「大きくしない、無理しない、自分も楽しむ」と運営メンバーは会社員、地元商店主、PTAに関わる主婦と多彩だ。
(2017年1月21日 神奈川新聞掲載 市民記者・清水まゆみ)