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たちばな・こども食堂~地域だんらんの場に

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「子どもが一人で来ても食事ができ、安心して過ごせる地域のだんらんの場をつくりたい」。
横浜市港北区で弁当屋を営んでいる代表の永江亜樹さん(37)らメンバー3人の願いだ。3人は昨年6月から、川崎市高津区の「プラザ橘」で月1回、「たちばな・こども食堂」を開いている。
午後3時から始まる準備は、調理器具や食器の徹底した煮沸消毒から始まる。食材は地元の農家から仕入れた野菜を使用。毎月、季節感を出したメニューを考える。
午後5時半を過ぎた頃、子どもがドアを開けると、メンバーやボランティアたちの明るい笑顔に迎えられる。受付を済ませ、手を洗い、コップとはしを持ち、手づくりのテーブルカバーが掛けられた席へ向かう。
ちらしを見て、2回目の参加という小3の児童と母親は、「料理は手づくりの優しい味です。家庭的な雰囲気で、今回も楽しみにしてきました」と話す。メンバー達も参加者と一緒に食事をしながら、会話を楽しみ、相談にのることもある=写真。子ども達は食後、宿題をしたり、本を読んだり、折り紙を折ったりと思い思いに過ごしている。 
「みんなで食べると楽しいし、おいしい。より多くの人に関わってもらい、長く続けていきたい」と佐藤由加里さん(51)。次回は2月16日で参加費大人300円、子ども100円。
(2017年2月4日 神奈川新聞掲載 市民記者・安達 朝子)

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