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ピーナッツ・ブラス・クインテット~金管五重奏を知って
ピーナッツ・ブラス・クインテット(=写真)は金管五重奏のアンサンブル。メンバーの経験は豊富で演奏技術は高い。
この春は幼稚園の桜まつりで演奏し、園児に音楽の楽しさを知ってもらった。「これからは地域で訪問演奏の機会を増やし、多くの人々に金管五重奏の素晴らしさを伝えたい」とメンバーは意気込む。そんな思いを込め、初めての自主演奏会「水無月(みなづき)の夕暮れ」(無料)を17日午後6時から、川崎市高津区の高津市民館ホールで開催する。
結成を呼び掛けた米澤郷さん(43)はトランペット奏者。高校時代、来日したプロの金管五重奏の響きに「すごい」と衝撃を受けた。「いつか自分たちで五重奏を」と夢を抱き続け、音楽活動で知り合った川崎市内の演奏仲間や30年来のトランペットの先輩高橋治夫さん(61)に呼び掛け実現させた。
「誘われてうれしかった」というメンバーは、演奏の合わせどころで息を確認しあう。「第1トランペットの合図に注目」「チューバの音で出る」など。強弱やテンポなど変化のタイミングを合わせる練習を重ねる。「要所でぴたりと合うと体が震える」とメンバーは口をそろえる。
米澤さんは「演奏会をきっかけに私たちを知り、訪問演奏などについて気軽に問い合わせてもらえるとうれしい」と話す。問合せは、メールで米澤さん(gogo@tt.rim.or.jp)。
(2017年6月10日 神奈川新聞掲載 市民記者・小島博記)