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かそけしF~手作り服で井戸寄贈

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「かそけしF」は1年に1回、手作りの服でファッションショー(=写真)を行い、その服やバザーの売上金でカンボジアの小学校に井戸を寄贈している。2005年に発足し、着物のリメークなどを手掛け、現在協力する近隣在住の女性たちは約120人に。
13回目になる今回は、10月21日に川崎市麻生区の琴平神社第二参集殿で開催された。会場には、贈られた井戸水に喜ぶ子どもたちの写真や感謝状が掲示された。
三線のライブ演奏などが披露された後、ショーがスタート。手作りの服を着た有志たちは、参加者に生地の説明を紹介するほか、簡単な作り方を紹介する。「わあ、すてき」と拍手や歓声がわく。
代表の関戸昭子さん(66)はカンボジアを訪れた際、子どもたちが売り子や水くみの仕事をして、学校にも行けない実情を目の当たりにした。その後も友人たちと学校などを何度も訪問し、「自分たちの身の丈にあった支援は何か」と考え、メンテナンスのしっかりした井戸に絞り、これまでに3基を寄贈した。
「かそけし」は淡い、かすかなという意味。名前の由来は、支援がいつまで続くか自信がなかったからという。Fはファッションショーの略。
「毎年、いろんな方が楽しみにして集まってくれる。同窓会気分で楽しいです」とメンバーの一人は長く続いている秘訣(ひけつ)を語る。
(2017年12月2日 神奈川新聞掲載 市民記者・安達朝子)

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